當真あみ主演「ちはやふる-めぐり-」令和の高校生たちが繋ぐ、競技かるたを巡る青春ストーリー!

俳優

(C)末次由紀/講談社 (C)NTV

當真が演じる主人公のめぐるは、タイパ重視で、高校生ながらに隙間時間で投資までしている女子高生。「令和の高校生はここまで大人びているのか...」と思ってしまうが、実はその裏では中学受験で失敗した時の心の傷や、いつも自分より優秀だった同級生へのコンプレックスを抱える等身大の女子高生。苦い思い出があるために何事からも1歩引いて達観して見ていたが、奏との出会いで競技かるたと真剣に向き合い、成長を遂げていく役どころ。そんなめぐるを演じた當真は、当初は少し冷めた目で、大会に敗れて涙する先輩たちを見た時には"その気持ちがまったくわからない"とでも言うような戸惑った様子を見せるものの、次第に競技かるたに魅了されて熱を帯びていくまなざしの演技が見事だ。

そして、めぐるが"漫画の主人公みたいな子"と思っていた小学校時代の同級生・凪を演じるのが原だ。凪の存在はめぐるを奮い立たせるきっかけとなり、そして、競技かるたの場でも良きライバルとなっていく。そんな凪を原が可憐に演じている。再会を果たしてから次第に変化していくめぐると凪の関係性も見どころだ。

(C)末次由紀/講談社 (C)NTV

また、映画版からの続投で、今作ではかるた部の顧問を務める奏を演じるのが上白石。奏も当初は、かつて共に青春時代を駆け抜け、現在も夢をかなえ続けている綾瀬千早(広瀬)に、かるた部の顧問になったことをなかなか言い出せないままで、めぐると同じく1つの"壁"を抱えている。そんな中でも、高校時代の青春の輝きは奏の中で確かに糧になっており、めぐるにもそんな輝きを見つけてほしいと必死に訴えかける。そんな奏を、上白石が真っすぐな瞳で演じている。成長して教師となっている奏の存在や、そこから見えてくる千早の現在は、前作のファンの胸も熱くさせた。

(C)末次由紀/講談社 (C)NTV

かつて絶大な人気を誇った「ちはやふる」の物語を、令和に落とし込んだ本作。いつの時代も、競技かるたを通して熱くなり、涙し、最後には笑いあう。そんな高校生たちのまばゆい青春の物語を楽しんでいただきたい。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る
  1. 1
  2. 2
  1. 1
  2. 2
Person

関連人物