小栗旬×松山ケンイチが見せた、お互いを高め合う演技! 国を守るために奮闘する2人のカッコ良さが止まらない「日本沈没-希望のひと-」

俳優

原作:小松左京『日本沈没』

2026年1月12日(月)にTBSチャンネル2にて全話一挙放送される「日本沈没-希望のひと-」は、小栗旬、松山ケンイチ、杏、國村隼、石橋蓮司、仲村トオル、香川照之など豪華布陣が集結した超大作だ。

2023年10月、若き内閣総理大臣・東山(仲村)が世界環境会議で演説するところから物語がスタートする。環境問題において世界のリーダーシップを握ろうとする日本政府は、各省庁の優秀な若手を集めた「日本未来推進会議」を設立。そのメンバーに選ばれたのが、環境省の天海啓示(小栗旬)であった。

■小栗旬は野心家な"シゴデキ男子"を演じる

小栗旬と松山ケンイチのカッコ良さがたっぷり!
小栗旬と松山ケンイチのカッコ良さがたっぷり!

原作:小松左京『日本沈没』

天海は目的のためには手段を選ばない強引さも持ち合わせる、いわゆる"シゴデキ(仕事ができる)"男子だ。野心家であると同時に、日本の未来を真剣に憂う情熱を秘めている。しかし、その前途に立ちはだかったのが、地球物理学界の異端児・田所雄介博士(香川照之)だ。「近い将来、関東が沈没する」という田所の衝撃的な予言を、天海たちは当初「暴論」として切り捨てる。だが、翌日に発生した大地震が、国民の不安を現実のものへと変えていく。

本作の白眉は、単なるパニック映画の枠を超え、徹底した政治シミュレーション・ドラマとして描かれている点にある。

地質学の権威・世良教授(國村隼)は、田所への対抗心もあり「関東沈没などありえない」と断言する。しかし、天海はその断定の背後にある「不都合な真実から目を背けたい」という組織の心理に、計り知れない恐怖を感じ取る。世良教授の意見に安堵する政治家たち。彼らは関東沈没を公表すれば日本経済は即座に停止することを恐れ、何としてでも阻止すべきだと考える。石橋蓮司演じる里城副総理ら重鎮たちの圧力とも天海は戦うこととなる。

人命か、経済か...人命を優先すれば経済が死に、経済を優先すれば多くの命が失われる。この極限の選択を前に、天海たちは"間違えることは許されない"そんな緊張感にさらされ続ける。そして、物語が進むにつれ、事態は「関東沈没」から「日本全土の沈没」という、さらなる絶望的局面へと加速していく。

これまでの「日本沈没」の実写化作品は、特撮やVFXを駆使した破壊のスペクタクルに焦点が当てられることが多かった。しかし、今作が描き出したのは、"絶望の中で、人間はいかにして希望を紡ぐのか"という、極限状態における人間ドラマである。

■松山ケンイチは柔軟さを備えた人格者を実直に演じる

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