井内悠陽、葉山侑樹、鈴木美羽、宮澤佑らが繰り広げるオリジナルストーリーの舞台とトークショー&ライブを堪能!「爆上戦隊ブンブンジャー ファイナルライブツアー 2025」
俳優
(C)テレビ朝日・東映AG・東映
第2部のトークショーには、主題歌を歌う遠藤正明が登場して、ライブで熱唱を聞かせてくれてファンも大歓声。出演者たちも1年間の感謝を込めて、番組に賭けてきた思いを熱く語ってくれている。第2部は単なるファンサービスではなく、第1部で描かれた物語を、現実世界に着地させる意味があるようにも感じられた。番組は終焉を迎えるが、「別れ」ではなく、未来を託すメッセージが込められた第一部の物語に対し、視聴者の寂しさを解消できるような役割を第2部は果たしているのではないだろうか。俳優たちからは、「いつまでも自分の中にブンブンジャーが宿っている」と捉えられる言葉が聞かれた。
また、千秋楽のサプライズとして、第2部のラストで俳優たちには内緒で特別なゲストたちが登場し、花束を贈呈する演出があった。変身後を演じたスーツアクターと番組のスタッフたちだ。意外な人たちの登場で、全員が感激して号泣する。出演者たちにとって、彼らとの絆が如何に強いものだったのかが理解できて、非常にいい場面だった。
今回オンエアされる「爆上戦隊ブンブンジャー ファイナルライブツアー 2025」は、舞台公演の映像化だが、表情のアップなどもあり、物語の理解度が格段に上がるなど、映像ならではのメリットもあり、見ごたえは十分だ。刺さるセリフも非常に多いので、聞き逃さないようにしたい。単なるヒーローショー的な舞台ではなく、完成度の高さに感心させられた。第2部では、アゲアゲテンションでキャラクターソングを熱唱する一方で、俳優たちの感情を抑えきれない瞬間や言葉に詰まる沈黙、涙をグッとこらえる仕草なども克明に記録されている。まさに"卒業式"を見るような貴重な映像として楽しめるはずだ。スーパー戦隊の舞台公演は過去にも何度か行われ、それぞれ好評だったのだが、本作ほど明確なメッセージが込められたものはなかった。「終わりを肯定する現代的物語」という思想を感じさせ、ライブという形式を最大限に活かして物語の完全な着地として描いたことでも、異色のステージだったと言える。特撮ファンの間でも「ライブでここまではっきり完結させた作品は珍しい」と、高く評価されている。
文=渡辺敏樹









