寺尾聰が刑事と父親の狭間で揺れる葛藤を、味わい深く表現!謎で満ちた殺人事件を題材にした『宮部みゆき原作「理由」』

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松嶋菜々子が主演を務める1月期の木曜ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」で、主人公・米田正子の父親・田次を演じている寺尾聰。

2025年には映画「父と僕の終わらない歌」で松坂桃李と親子役で共演し、アルツハイマー型認知症を患った父親を粋に演じた。歌手としてはもちろん、佇まいひとつで多くのことを語ってしまう"いぶし銀"のような演技は味わい深く、78歳になった今も現役で活躍し続けている。

そんな寺尾が主演し、刑事を演じたのが1998年に第120回直木賞を受賞した宮部みゆきの長編小説をドラマ化した「理由」だ。高層マンションで起きた謎だらけの惨殺事件を膨大な数の証言から追っていく原作は、映像化不可能と言われてきたが、2004年に大林宣彦監督によってドキュメンタリータッチの映画として公開された。それから8年後に放送されたのがドラマ版となる本作だ。

ドラマ版は、寺尾演じる荒川北署に勤めるベテラン刑事・吉田達夫とバディ的存在の若手刑事・立花(永山絢斗)が、地道な捜査と聞き込みで複雑怪奇な事件を紐解いていくサスペンスヒューマンドラマに仕上がっている。キャストも速水もこみち、吹石一恵、福士誠治、菅田将暉、橋本愛、香里奈、麻生祐未、江波杏子、平田満、杉本哲太、沢村一樹と、豪華な顔ぶれが揃った。

■寺尾が演じる刑事・吉田が直面する難解な事件、そのキーワードは"家族"

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