松坂桃李芳根京子が体現する心地良い"夫婦の絆"!役所広司との"師弟"関係も見逃せない時代劇「雪の花-ともに在りて-」

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「雪の花-ともに在りて-」 (C)2025映画「雪の花」製作委員会
「雪の花-ともに在りて-」 (C)2025映画「雪の花」製作委員会

巨匠・黒澤明の助監督としてキャリアをスタートさせ、黒澤監督の"最後の弟子"とも言われている小泉堯史監督。自身の監督デビュー作「雨あがる」(2000年)以来、「蜩ノ記」(2014年)、「峠 最後のサムライ」(2022年)など一貫して人間の美しい在り方を描いてきた。

そんな小泉監督の手腕が大いに発揮されている映画が、疱瘡(天然痘)から人々を救うために命懸けで奔走した一人の町医者を描く時代劇「雪の花-ともに在りて-」だ。

■「雪の花-ともに在りて-」芳根のインタビューはこちら

松坂桃李が疫病から人々を救おうと奔走する町医者を好演した「雪の花-ともに在りて-」
松坂桃李が疫病から人々を救おうと奔走する町医者を好演した「雪の花-ともに在りて-」

(C)2025映画「雪の花」製作委員会

2月22日(日)にWOWOWシネマで放送される本作は、吉村昭の小説「雪の花」を映画化したもの。舞台は江戸時代末期。死に至る病として恐れられていた疱瘡が猛威を振るい、多くの人命を奪っていた。

福井藩の町医者で漢方医の笠原良策は、患者を救いたくとも何もすることができない自分に無力感を抱いていた。自らを責め、落ち込む良策を、妻の千穂は明るく励まし続ける。どうにかして人々を救う方法を見つけようとする良策は、京都の蘭方医・日野鼎哉の教えを請いながら、鼎哉の塾で疱瘡の治療法を探し求めていく。

「雪の花-ともに在りて-」
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(C)2025映画「雪の花」製作委員会

「雪の花-ともに在りて-」
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(C)2025映画「雪の花」製作委員会

実在した町医者である主人公・笠原良策。本作を貫くのが、どんな時も決して諦めずに突き進む主人公の"意志の強さ"だ。新たな治療法に恐れを抱く当時の人々も、次第にその誠実さに心を動かされていくなど、彼の行動があらゆる出会いを引き起こしていく。

良策役を演じるのは、映画俳優として数々の賞を受賞し、世代のトップランナーである松坂桃李。自分のふがいなさや、悔しさ、絶望感、そして亡くなっていった人たちのことを胸に抱き、「人々を疱瘡から救いたい」という信念を掲げる男の生き様を、松坂は力強く体現。彼の表現したまっすぐさがブレないからこそ、見る者は良策の旅路に釘付けとなり、応援しながら見守りたくなるはずだ。

「雪の花-ともに在りて-」
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(C)2025映画「雪の花」製作委員会

「雪の花-ともに在りて-」
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そして良策を支え続けた妻の千穂を演じるのは、芳根京子。良策が壁にぶち当たっても、家計に不安を感じるような時でも、千穂は「えっへん、えっへん」とお茶目かつ、朗らかな心持ちで受け入れるような女性だ。

無理難題に挑み続ける良策は、険しい表情になる場面も多いのだが、そんな彼が妻の前では穏やかな笑顔をこぼすなど、夫婦の間に流れる空気が実に心地良いものとして描かれている。芳根は持ち前の清潔感と可憐な笑顔を輝かせつつ、太陽のような女性をチャーミングに演じており、千穂が出てくるとこちらもホッと気持ちが温かくなる。

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