西洋化で急速に変わっていく明治時代の松江を舞台に、没落士族の娘・小泉セツと、その夫で作家の小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)をモデルにした夫婦の人生を描く連続テレビ小説「ばけばけ」。
没落士族の娘として貧しい生活を強いられてきた主人公・トキ(高石あかり※「高」は正しくは「はしごだか」)と英語教師として来日したヘブン(トミー・バストウ)が夫婦として結ばれて久しい第18週「マツエ、スバラシ。」では、長らく苦しめられた松野家の借金がついに完済した。
お祝いパーティーを行う松野家だったが、松江新報の梶谷(岩崎う大)が連載「ヘブン先生日録」でその様子を取り上げたことを発端に、トキが"ラシャメン"(外国人男性の妾となった女性への蔑称)だと噂され、松野家にゴミが投げ捨てられるまでの事態に。
第90話では江藤知事(佐野史郎)の食い逃げ騒動によって世間の関心が薄れ、トキが再び外を出歩けるようになり、さらにアメリカで「日本滞在記」が出版されたが、それでも浮かない様子のヘブン。その口から「マツエ、ハナレル、シマショウ」というまさかの言葉が飛び出した。
クライマックスの影もちらつく中での急展開はもちろん、それと並行して反響を呼んだのが、その直後に流れた次週予告だ。目を潤ませ、切ない表情を浮かべる錦織(吉沢亮)の横顔が、約15秒間映し出されるという内容で、不穏さを漂わせた姿はお茶の間をざわつかせた。
そして迎えるとクライマックスへの大きな分岐点となった第19週「ワカレル、シマス。」。
「ジゴク」と喩えるほどの松江の冬の寒さを理由に熊本に引っ越すと一点張りのヘブンとそれに反対のトキ。家族にこのことを相談する中、引越しの噂を聞きつけた錦織は、松野家に押しかけると必死さのあまりに我を忘れて日本語でヘブンを説得。
さらに暖房機器をかき集めてまで熊本行きを食い止めようとするも、トキのことを思ったヘブンの本当の理由を聞き、傷心。さらに校長就任の話も立ち消えると、引っ越し当日も姿を見せず、ぽつねんと日本滞在記を読みながら喀血...。
突然の熊本行きに対する怒りや混乱、かすかな希望が見え浮かれる喜び、親友と離れることへの悲しみ、微笑に顕れた達観まで、錦織の多彩な感情を汲み取った吉沢の面目躍如の演技はこの週の主役と呼ぶにふさわしく、切なすぎる姿は大きな反響を呼んだ。







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