俳優・風間俊介が醸し出す、稀有な"安定感"も...剥き出しの感情で挑んだ広瀬アリスら、俳優の凄みに溢れた衝撃作「連続ドラマW 完全無罪」
俳優
風間俊介という俳優の面白さは、どんなにアクの強い世界観であっても、まるで最初からそこにいたかのような"馴染み方"を見せるところにある。
その持ち味は2025年に話題を呼んだ出演作でも証明されており、放送終了後も好評の声が続く「40までにしたい10のこと」では、恋を諦めていた"アラフォーの上司"を丁寧に好演。劇場版も公開された「それでも俺は、妻としたい」では、売れない脚本家で収入もないダメ夫を切ないほど自然に表現し、共感を集めた。ジャンルを問わず作品に溶け込みながら、確実に印象を残す――その稀有な安定感が、俳優・風間俊介への信頼につながっている。
(C)大門剛明/講談社 (C)2024 WOWOW/メディアプルポ
そうした流れの中で改めて見返したいのが、大門剛明の同名小説を実写化した社会派リーガル・ミステリー「連続ドラマW 完全無罪」(2月21日(土)深夜よりWOWOWプライムにて放送)だ。本作の主演である広瀬アリスが演じるのは、21年前に起きた少女誘拐殺人事件"綾川事件"で冤罪を主張する無期懲役囚の平山(北村有起哉)の担当になる弁護士・松岡千紗。
綾川事件と同時期に、同一犯のものとみられる未解決の少女誘拐事件が発生しており、その中で唯一生還した被害者でもあった千紗は、かつて自分を殺めたかもしれない男と対峙し、その再審請求に奔走する。真相を追求する一方で、今も悪夢に悩まされ続けている...そんな強烈なトラウマを背負ったヒロインだ。
(C)大門剛明/講談社 (C)2024 WOWOW/メディアプルポ
(C)大門剛明/講談社 (C)2024 WOWOW/メディアプルポ
これが初のWOWOWドラマとなる広瀬だが、自身の明るいパブリックイメージを覆すような難役に、陰影を帯びた表情も見せながら体当たりで挑んでいる。「MOTHER マザー」(2020年)や「おーい、応為」(2025年)などで知られる監督・大森立嗣が自らの脚本で描き出す世界観は、ヒリヒリするような緊迫感の中で人間の弱さや狂気を確かにあぶり出していく。









