松雪泰子蒼井優の名演が光る実録ドラマ!李相日監督が2006年に手掛けた映画「フラガール」

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2月よりついに放送・配信がスタートした連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」。原作は北方謙三による大河小説「水滸伝」で、中国の四大奇書の「水滸伝」をベースに独自の解釈と創作を加えたことから"北方水滸"とも呼ばれている。壮大なスケールの物語の中で描かれる緻密な人間描写は読者を魅了し、シリーズ累計発行部数は1160万部を誇る。

そんな歴史小説の実写化するにあたって、撮影期間は約8ヶ月にも及び、ロケ地は17都府県で50ヶ所以上、総移動距離は地球半周分以上となる約2万5000kmだと言う。圧倒的な熱量で制作され、前代未聞のスペクタクルを実現した。そんな話題作の中で、織田裕二演じる主人公・宋江に仕え尽くす間者(=スパイ)の馬桂を演じているのが松雪泰子だ。

松雪と言えば、1993年に主演したドラマ「白鳥麗子でございます!」で演じた強烈なキャラクターと透明感溢れる美貌で注目を集め、女優としての地位を確かなものに。以降、「Mother」(2010年)を始め、数々の作品で存在感を放ってきた。

蒼井優が未経験でフラダンスに挑む少女を熱演
蒼井優が未経験でフラダンスに挑む少女を熱演

(C)2006 BLACK DIAMONDS

そんな松雪が2006年に主演を務め、第30回日本アカデミー賞で優秀主演女優賞を受賞したのが映画「フラガール」だ。福島県いわき市の常磐ハワイアンセンター創設にまつわる実話を基にした同作。後に「悪人」や、2025年に社会現象級の大ヒットを巻き起こした「国宝」を手掛けた李相日が監督した。映画のタイトルにもなっている、フラダンスに挑む"フラガール"たちを蒼井優、徳永えり、山崎静代らが演じた。

舞台は昭和40年、福島県いわき市。かつて本州最大の炭鉱を誇った町は時代の波が押し寄せて閉山が相次ぎ、寂れつつあった。そんな状況の中、町に豊富にある温泉資源を利用してレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」を作る案が持ち上がる。住人たちの中では反対する者が多数派だったが、一方で目玉となるフラダンスショーのダンサーたちを、地元の女性たちから募集されることが決まる。それを知った紀美子(蒼井)や早苗(徳永)、小百合(山崎)ら、少女たちはダンサーに募集する。ダンスの素人ばかりが集まり、講師として元プロダンサー・まどか(松雪)が東京から招かれてやって来るが...。

■ダンス講師・まどかの多面性を表現した松雪泰子と、フラダンスに心奪われていく少女を純に演じた蒼井優

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