柄本佑×安藤サクラが魅せる禁断の愛――中村梅雀主演、藤沢周平原作「橋ものがたり『殺すな』」

俳優

映画化もされた『たそがれ清兵衛』や『蟬しぐれ』など、多くの時代小説を残した作家・藤沢周平。江戸に暮らす人々が行き交う「橋」をテーマに、人々の悲喜こもごもを描いた連作短篇集『橋ものがたり』は、収録作の多くが映像化されたことでも知られている。中でも、時代劇映画の名匠・井上昭監督が映像化を熱望していたという「殺すな」は、中村梅雀が主演を務めるほか、柄本佑と安藤サクラという芸能界きっての仲良し夫婦が、駆け落ちしてきた男女を熱演したことでも話題を呼んだ。

江戸の裏長屋で、筆づくりの内職をして糊口をしのぐ浪人・小谷善左エ門(中村梅雀)は、同じ長屋に住む船頭の吉蔵(柄本)から、一緒に暮らすお峯(安藤)の様子を見張るように頼まれていた。元は船宿の女将と抱え船頭という関係だった2人だが、密通のうえ駆け落ち。お峯の夫・利兵衛(本田博太郎)の命を受けた追っ手から隠れるように、つつましやかな暮らしを始めるも、華やかな生活を送ってきたお峯は、退屈な日々に虚しさを感じ始める...。

■中村梅雀、柄本佑、安藤サクラ――三者三様の名演が光る人間ドラマ

この記事の全ての画像を見る
次のページへ
  1. 1
  2. 2
  1. 1
  2. 2
Person

関連人物