
高校生が結婚して夫婦になるという大胆な設定は、放送当時に「現実離れしている」という批判もあったが、強烈な話題性を獲得。家庭の問題や若者の自立願望を軸にしているため、若い世代が作品に共感したのも確かだろう。
現実ではありえない設定でも、主人公の純愛を強烈に描く路線を確立した。「高校聖夫婦」は、どれだけ設定が突飛であっても、感情にリアリティがあればドラマとして成立するという成功例になったと言えるだろう。大映ドラマ黄金期の力強い息吹は、今見ても鮮烈である。そんな「高校聖夫婦」がTBSチャンネル2で放送されるが、若き鶴見と伊藤の演技を中心に、当時のドラマのパワーを令和の若者たちにも感じ取っていただきたい。
文=渡辺敏樹











