(C)石原音楽出版社
「大都会 PARTIII」で渡哲也が演じる黒岩頼介は、城西署捜査一課の部長刑事。サングラス越しの視線や、わずかな表情の変化、立ち姿から伝わる揺るぎない存在感――派手なアクションのなかにあっても、渡哲也ならではの演技が、黒岩という刑事の人物像を際立たせている。
「大都会 PARTIII」の見どころの1つが、黒岩たち刑事が繰り広げるハードなアクションだ。
なかでも、ショットガン(レミントンM31)を手にした渡哲也の姿は印象的だ。拳銃とは異なる迫力を持つ銃器を構え、凶悪犯に立ち向かう黒岩の姿には、非情な刑事像と、作品が追求したバイオレンス・アクションの魅力が凝縮されている。
本作では、大掛かりな爆破や過激なカースタント、自動小銃やバズーカ砲などを用いた演出も登場。刑事ドラマでありながら、映画さながらのスケールでアクションを描いたことも、作品の大きな特徴だ。
また、寺尾聰演じる牧野刑事も、44マグナムを使用する刑事として登場。黒岩を支える個性豊かな刑事たちの活躍も、作品を楽しむうえで欠かせない要素となっている。
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「大都会 PARTIII」は、後の「西部警察」へとつながるアクション路線を確立した作品としても知られている。
石原裕次郎が演じるのは、渋谷病院の外科医師・宗方悟郎。非情な捜査を敢行する黒岩とは異なる立場から、物語に人間的な側面をもたらす存在だ。黒岩と宗方が交わす短い会話には、刑事と医師、それぞれの立場を超えた信頼がにじむ。凶悪犯に立ち向かう黒岩の鋭さと、宗方の落ち着いた佇まい。その対照的な人物像が、作品に独特の緊張感を与えている。
そして、寺尾聰、高品格、苅谷俊介、峰竜太らが演じる刑事たち。個性豊かなメンバーがそろう黒岩軍団の活躍も、「大都会 PARTIII」の大きな魅力だ。











