ショートカットがトレードマークの剛力彩芽が、ロングヘアーで出演したドラマがある！？

細めの面立ちに愛らしい眼、キュートな魅力を醸すショートカットが似合う女優と言えば剛力彩芽だ。数多くのドラマに出演し、モデルや歌手としても才能を発揮する剛力は、今年もドラマ、CM、舞台にイベント出演と、多方面で活躍中だ。

すっかりショートカットがトレードマークとなった彼女だが、実はロングヘアーで出演したドラマもある。2011年にテレビ東京系で放送された「IS(アイエス)～男でも女でもない性～」だ。作品の紹介をする前に、剛力のプロフィールをおさらいしておこう。

10代で芸能界へ、ショートカットに変えて活動の幅が一気に広がる

子供のころからモデルに憧れていた剛力は、小学生の時に「日本国民的美少女コンテスト」に応募する。残念ながら落選するも、その場でスカウトされ芸能界へと足を踏み入れる。その後ファッション雑誌「seventeen」でモデルを務め注目を集めるが、この時はまだロングヘアーだった。

しかし2011年、フジテレビ系の月9ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」で、剛力は髪をバッサリ切ってショートカットで出演する。髪を切ったのは、監督の要請によるものだったという。この時の印象が強く、また剛力の魅力を引き出した髪形だったため、以降数多くのドラマにショートカットで出演するようになる。

2012年に放送された「ティーンコート」では女子高生検事・若王子美里役で、初の連続TVドラマ単独主演を飾った。ショートカットの剛力の活動の場は映画にまで広がり、2012年には三村順一監督の『カルテット！』にも出演。2013年にはシングル「友だちより大事な人」で歌手としてデビューを果たすなど、女優以外でも才能を発揮するようになる。

剛力がロングヘアーで出演したドラマ「IS(アイエス)～男でも女でもない性～」

そんな剛力がロングヘアーで出演した数少ないドラマが、先に紹介した「IS(アイエス)～男でも女でもない性～」だ。昨今ニュースなどで取り上げられているLGBTとはまた異なる性的マイノリティをテーマとしている。

「IS(インターセクシュアル)」とは外性器の形や内性器の状態などを含め、身体的に男女の区別ができない人のことをいう。原作は六花チヨによる同名のマンガで、第31回講談社漫画賞を受賞している。

ドラマは剛力と福田沙紀のダブル主演で、剛力は女子として高校に通うISの星野春(福田沙紀)の友人、相原美和子役を務める。ISとしての葛藤や、周囲の理解不足への苦悩、そして自身の心のゆらぎ。さまざまな問題のなかで、「生きること」「愛すること」が描かれていく。

難しいテーマを扱ったこのドラマで、剛力はどんな演技を見せ、何を視聴者に伝えるのだろう。「IS(アイエス)～男でも女でもない性～」は、10月4日(木)よりホームドラマチャンネルで放送。この機会に、ショートカットとはまた違う彼女の魅力に触れてみてほしい。

文＝堀慎二郎

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