「沖縄では自分を開放することができた」磯村勇斗が初写真集の秘話やストレス解消法を告白!

2015年の「仮面ライダーゴースト」で、仮面ライダーネクロム/アラン役を務め上げ注目を集めた若手俳優の磯村勇斗。その後、2017年に「連続テレビ小説 ひよっこ」へと出演し、ヒロイン・谷田部みね子(有村架純)の恋人、のちの夫である前田秀俊を演じ、"朝ドラ俳優" "ヒデ"としてその名を一気に世間へと広めた。そして今秋には、ドラマ「今日から俺は!!」や、「SUITS/スーツ」、「キミの墓石を建てに行こう。」と、ほぼ同時期にそれぞれの作品に出演。作品ごとによって異なる役柄を見事に演じ分け、とりわけSNSを中心にその"カメレオン俳優"ぶりが話題を集めた。

そんな磯村勇斗が、2018年11月30日にファースト写真集「あなたがみる僕は──」を発売し、出版後すぐに重版も決定した。これを記念して磯村勇斗に独占インタビューを決行。磯村から、撮影当時の思い出や"東京"に対する思い、休日の意外な過ごし方について聞いた。

今回の写真集「あなたがみる僕は──」は、磯村さんにとって初めての写真集となりますが、最初にお話を聞いた時の率直な感想を教えていただけますか?

「最初はイメージが全然わかなかったですね。なんでしょう...。正直に言うと、ただ『決まった』って感じ。僕は以前、『過現模様』(主婦と生活社)というパーソナルブックも出させていただいたんですけど、写真集という形でちゃんと出すのは実は初めてで。どんなテンションで出すのかも最初は全然わからなかったですし、イメージも持てなかったんですけど、だんだんと『どんなものができるんだろう』と、すごくワクワクした気持ちでいましたね」

今回の舞台である東京と沖縄は、ある意味真逆の性質を持つ都市かと思います。撮影自体は沖縄から先に行われたと伺っていますが、撮影中に感じた沖縄の印象はいかがでしたか?

「実は僕、沖縄には行ったことがなくて今回が初めてだったんです!だからあまり沖縄のことは詳しくなかったんですけど、撮影でいろんなところを巡らせていただいて、自由とか豊かだなぁとか。空気感だったり、訪れた場所で出会う人々とのふれあいだったり、すごく過ごしやすそうだなって。それに自然や街並みも、東京では感じることのできない雰囲気でしたし、僕にとってはとても新鮮に映りましたね。でもそうやってまったりしたゆるやかな感じがありつつも、撮影自体は結構ハードにこなしていました」

写真集の中には、磯村さんが雨の中撮影に臨まれているカットもたくさん掲載されています。その自然体な姿に、特に見入ってしまったのですが、あの表情が生まれた背景には、やはり沖縄ならではの空気感があったのでしょうか?

「そうですね。いわゆる僕が普段住んでいる東京だと、やっぱり人の目をいろいろ気にしたり、制限のある中で生きている感覚だったりというのは、強いと思うんです。でも沖縄はちゃんとしたルールがある中でも、自由に自分を開放することができたんです。だからあの夜の雨のシーンは、あれこれ考えずにフィーリングでいけたからこそ、できた表情なのかなって思います」

一方、そのあとには東京での撮影も行われたわけですが、磯村さん自体は8年ほど前から東京で生活を始めたかと思います。今回の撮影を通して、改めて向き合った"東京"という街はどのように感じましたか?

「まず、東京は住みづらいですね(笑)。まぁそれは冗談ですが、とても裏表のある場所だなって思います。仕事を一生懸命している人がいたり、汚れている部分があったり。でも反対に、人が楽しめたり笑えたり、幸せにしてくれる場所でもあるので、そのギャップが面白いところだなって。僕は東京に8年住んでいますが、ちょっと一歩引いた目で見渡してみれば、とても面白い場所に僕はいるんだなと、それは撮影を通じて改めて感じることができました」

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