NHK大河ドラマ「西郷どん」で坂本龍馬役を務めたり、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』で主役の坂田銀時役を務めたりと、昨年多くの話題作に出演した小栗旬。あるメディアで行われた個性派イケメン俳優ランキングでは1位を獲得するなど、俳優の中でも抜群の存在感を誇る。
小栗は1982年、東京生まれ。父は舞台監督の小栗哲家で、小学校6年生の時には児童劇団に所属し、NHK大河ドラマに子役で出演したこともあったという。そして1998年、反町隆史主演のドラマ「GTO」にいじめられっ子の吉川のぼる役でレギュラー出演&本格デビューを果たした。
ブレイクしたのは2005年。ドラマ「花より男子」で、内向的だが豊かな感性を持つイケメン男子、花沢類役を務めた。原作にマッチした演技とイケメンぶりが注目を浴び、一躍人気俳優へと躍進する。その後、映画では『クローズ ZERO』(2007年)での主演、また『ごくせん THE MOVIE』(2009年)といった話題作に出演。ドラマでは引き続き「花より男子2(リターンズ)」(2007年)で花沢類役を務め、また「貧乏男子 ボンビーメン」(2008年)で連続ドラマ初主演を果たすなど活躍の場も増え、日本を代表する俳優へと上り詰めていく。
俳優としての小栗を語る時にはずせないのが、漫画を実写化したドラマ、映画への出演の多さだ。ドラマでは2006年に「『名探偵コナン』10周年記念ドラマSP『工藤新一への挑戦状~さよならまでの序章~』」で主役の工藤新一役を務め、2007年には「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」に出演。映画でも上記の『銀魂』、『クローズ ZERO』をはじめ2012年に『宇宙兄弟』、また2014年には『ルパン三世』で主演を務めている。
漫画の実写化では、原作への思い入れが強いファンを納得させるだけの力量が求められる。小栗自身漫画が大好きということもあり、作品への愛情、思い入れも強いという。そしてこれだけ多くの漫画実写化作品に出演しているということは、小栗が原作ファンに受け入れられるだけの演技力を持っている証と言えるだろう。
イケメンだけでなく、強烈な個性を持つキャラクターも演じてしまう幅広い演技力を持つ小栗旬。彼が初めてレギュラー出演した、やはり漫画を実写化したドラマ「GTO」が2月5日からホームドラマチャンネルでスタートする。このとき小栗はまだ10代半ばで、俳優としても駆け出しのころ。若き日の彼の姿と演技力に、今あらためて注目したい。
文=堀慎二郎
放送情報
GTO[反町隆史主演]ノーカット版
放送日時:2019年2月5日(火) 00:15~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
詳しくはこちら