戸田恵梨香ムロツヨシの"リアルすぎる" 10年愛 「大恋愛~僕を忘れる君と」はやっぱり泣ける!

ムロツヨシと戸田恵梨香(「大恋愛~僕を忘れる君と」)
ムロツヨシと戸田恵梨香(「大恋愛~僕を忘れる君と」)

「大恋愛~僕を忘れる君と」の配役が発表されたときは、多くの人が「戸田恵梨香とムロツヨシが大恋愛? 美女と野獣すぎ!」と思ったのではないだろうか。しかし最終回では「もう、このふたりしかありえない!」というほど、ふたりの作り上げた世界にどっぷりハマった人も多いはずだ。

■尚と真司のラブラブっぷりがリアルでハッピー!

主人公・女医の北澤尚(戸田恵梨香)は、婚約者で精神科医の井原(松岡昌宏)との新居への引越しで、引越アルバイトの間宮真司(ムロツヨシ)と運命的な出会いを果たす。格差のあるふたりだが、真司のデビュー小説「砂にまみれたアンジェリカ」の大ファンであった尚の猛プッシュで交際がスタート。しかし幸せの最中に、尚が若年性アルツハイマーにおかされていることが発覚。尚を想って身を引いた真司は、彼女の「才能がある」という言葉に奮い立ち、ふたりの恋愛を綴った小説「脳みそとアップルパイ」を大ヒットさせる。その作品を機にふたりは再会し、新たな展開へ進む。

ドラマの前半は、格差カップルがゴールインするまでが見どころとなり、ワガママな尚と優しい真司が愛を育む様子があまりにもリアルに描かれる。振り向きざまのキスを繰り返す尚、居酒屋の店員にアテレコをする真司、だんだんふたりが普通のラブラブカップルにしか見えなくなるし、そのラブラブっぷりが見ているこちらを幸せな気分にしてくれる。

■内村光良がラジオで「ムロはこっち側の人間だから!」

後半は尚の病気が進行するにつれ、どんどん重いムードが漂うように。
ちゃきちゃきした尚が次第に別人のように変わっていくが、病気におかされていく様を演じる戸田恵梨香の変化は、ドキュメンタリーを見ているかのよう。そして、彼女を必死に支えようとする真司を演じるムロは、どっからどう見ても、イケメンにしか見えないのだ。

「LIFE!~人生に捧げるコント~」でムロと共演している内村光良も、「『逃げ恥』の星野(源)くんはしょうがないけど、今度は『大恋愛』で、ムロが...。ムロはこっち側の人間だから!」とそのブレイクを「内村光良のオールナイトニッポン」で嘆くほどだった。

■大石静脚本、松岡昌宏と草刈民代の関係、ブレイク中の杉野遥亮など見所満載

マンガ原作のドラマが多い中、本作は「オードリー」「功名が辻」、「セカンドバージン」、「家売るオンナ」などのヒット作を多く手掛ける脚本家・大石静のオリジナル作品。映画『きみに読む物語』や、『私の頭の中の消しゴム』といった"愛する人が自分を忘れていく"という設定。そんな中で若年性アルツハイマーという重いテーマ、そして10年という歳月の愛の記録をテンポよく描いている。

主人公の尚と真司だけでなく、尚の元婚約者で主治医となる精神科医・井原と尚の母(草刈民代)の意外な関係や、真司の引越バイト仲間(富澤たけし)、病院で出会う若年性アルツハイマー患者(小池徹平)から馴染みの居酒屋の店員まで、彼らをとりまく人物たちも魅力的。(バイト仲間に今、ブレイク中の杉野遥亮が出演しているのもお見逃しなく!)

前半と後半で違うドキドキ感が味わえ、オンエア中は毎週「早く次話が見たい!」と飢餓状態を味わっていた作品だけに、一挙放送で全話通して見られるのはうれしい。尚と真司の10年愛に、涙すること間違いなし!

文=坂本ゆかり

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放送情報

大恋愛~僕を忘れる君と[全話一挙放送]
放送日時:2019年6月22日(土)10:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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