「"はるっぴ"のイメージをどれだけ崩せるか」元HKT48・兒玉遥が女優業への意気込みを語る

――今回の舞台の脚本を読んだ感想は?

「題材がすごくシリアスで、見終わった後もちょっと気が沈んでしまうような内容なのですが、その中で描かれる恋愛模様の部分で沈んだ気持ちを和らげられるんじゃないかなって思っています。女性陣の見せ場ですね!(笑) 映画版と同様、犯人に対するやり場のない感情はしっかり感じていただけると思いますし、一方でこの舞台では恋愛の要素があるぶん見やすいんじゃないかなって思います」

――パク・ヨンオク記者役をどのように演じようと思っていますか?

「すごく情報通な記者で、情報を得るためには手段を選ばないという私自身とはかけ離れた役なので、ファンの皆さんが持たれている"(アイドルの)はるっぴ"のイメージをどれだけ崩せるかがすごく楽しみです!できるだけ大きなギャップを感じていただけるよう頑張ります(笑)。今回の役を通して、女性記者ならではの悩みとか楽しさ、やりがいなどを少しでも感じられたらなって思っています」

――では、滑舌の良い兒玉さんも見られますか?(笑)

「強気な女性の役なので、自分のしゃべり方に問題があるなって思って...(苦笑)。今のしゃべり方だとどうしても柔らかい雰囲気になってしまうから、声のトーンとかしゃべり方も含めて演出の方にご指導していただけたらと思っています」

――役作りで行っていることはありますか?

「人間観察ですね。記者役なので、街行くスーツを着た女性を見て、佇まいだったり姿勢、歩くスピード、歩幅などを研究しています。皆さん、歩くのがすごく速いんですよ!」

――少し気が早いですが、この舞台が終わったら次はどんな役をやってみたいですか?

「学生役がやりたいんです!15歳からアイドル活動をさせていただいていたので普通の学生の感情にすごく憧れていて。自分の時(アイドル活動をしていた学生時代)は青春ではありましたけど『お仕事していた』という印象が強いので、もし学生役ができるなら制服を着て役としてでもタイムスリップして学生の感情に触れてみたいなって」

――最後にファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします!

「この舞台はかなり重い内容なので、心の準備をして観ていただけたらなって思います! ちょっとだけですがラブシーンがありますので、目を凝らして『はるっぴ、来たー!』って感じで観ていただけると(笑)」

文=原田健 撮影=中川容邦

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舞台情報

舞台「私に会いに来て」
■東京公演
9月13日(金)~16日(月・祝)
東京・新国立劇場 小劇場

■大阪公演
9月19日(木)、20日(金)
大阪・サンケイホールブリーゼ

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