齊藤工は"静かな変態"!主演・北村一輝が監督・齊藤工を語る

北村一輝

――北村さんは声が出せない役柄でしたが、声が出せないという制約の下で観る人を怖がらせないといけないという難しさなどはなかったのでしょうか?

北村「演じるキャラクターが怖がっても意味はなくて、観ている人がどう思うかというのが大事だと思います。自分がどういうお芝居をした時にそれが効果的に出るかという事が重要かと。自分が怖がってメリハリのあるお芝居が常に良いとは思わないですし、監督が作るこの作品の世界観は大声で怖がるというよりも静かで繊細に作り上げる方がいいだろうと思い、その中に"居る"ということに徹しました」

――同作の撮影を通して発見した互いの新しい一面などはありましたか?

北村「新発見だらけで、日替わりみたいなものでした(笑)。常にいろんなことを考えて、常に発想し想像しているなと。人間性という部分では(新発見は)なかったですけど、クリエーターとしてはそうでしたね」

齊藤「撮影中というよりは撮影の前段階で、北村さんと神野(三鈴)さんが当時出演されていたドラマの撮影が佳境の中、ほとんど徹夜でこの作品の台本と向き合ってくださって作品をブラッシュアップする時間を作ってくださったんです。僕が俳優をする時に映像作品ではそういった作品との関わり方をしたことがなかったので、『俳優として今まで自分のやってきたことが、あまりにも甘いな』と感じましたし、そのすばらしいサポートは如実に作品がグレードアップしていくきっかけになったので、そのこともあって北村さんのスケールの大きさを感じました」

齊藤工

――シッチェス・カタロニア国際映画祭での反響はいかがでしたか?

齊藤「小さい映画祭で笑いが頻繁に起こっていました。(観客の)彼らは見たことない描写を見に映画祭に来るんです。現実ではできないような体験を映画に求めて来る映画祭なので、そういう意味ではこの映画では静かな中で後半に1つポイントとなる描写を作為的に描いているんですけど、そのシーンでは大きなリアクションがありました。そこで一気に空気が変わったという感じがあって、それが満たされた空気でもあったので、驚きと満足感みたいなものを得られたのは(方向性が)分散しなかったことがサプライズを呼んだのかなと思いました」

――手応えと共に自信も得られたのでは?

齊藤「そうですね。"日本の方以上に海外の人が見るジャパニーズ・ホラー"を描きたかったという想いがありましたし、"生まれ来る場所と死にゆく場所が同調する"みたいな意味合いはちゃんと伝わったなと。アトラクション的なリアクションじゃなかったので、そこは良かったかなと思います」

文=原田健 撮影=中川容邦
スタイリスト(齊藤)=川田力也 スタイリスト(北村)=中村剛(ハレテル)
衣装(齊藤)=オールインワン:Kazuki Nagayama/STUDIO FABWORK
衣装(北村)=ジャケット、Tシャツ、パンツ、シューズ:以上全てグッチ(グッチ ジャパン)

この記事の画像

放送情報

フォークロア
放送日時:2019年11月10日(日)14:45ほか
※齊藤工が監督を務めた2話「TATAMI」は同日の後15:45~
チャンネル:スターチャンネル2
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

記事に関するワード

この記事をシェアする

関連人物

関連記事

関連記事

人気の記事ランキング

ランキングをもっとみる

スカパー!