佐藤健の身体能力&演技力が映画「亜人」に与えたもの

「亜人」より
「亜人」より

映画やドラマ、アニメ、CMなど幅広いジャンルで活躍する佐藤健。アクションだけでなく、コメディー、ドラマ、ラブストーリーなど、ひとつのイメージに固定されることなく、幅広い役柄にチャレンジするその姿勢は、高く評価されており、多くの作品での出演オファーが途切れない人気俳優の1人である。2020年夏には、待望の実写映画『るろうに剣心 最終章』二部作の公開が予定されており、今年の映画界も彼の話題が広くにぎわせるであろうことは間違いない。

そんな彼の当たり役となった『るろうに剣心』は、時代劇ならではの殺陣と、香港映画から影響を受けたスピーディーでアクロバティックなアクションが見事に融合し、高い評価を受けた。そんな『るろうに剣心』のアクションチームが、再び佐藤とタッグを組んだ2017年の映画『亜人』が、2月1日(土)に映画・チャンネルNECOで放送される。

「亜人」より

(C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社

桜井画門による同名の人気コミックを、『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が実写映画化した本作は、どれだけ肉体が傷ついても、一時的に死ぬことで元通りに再生することができる新しい人類「亜人」をめぐり、繰り広げられるハードなサスペンスアクションだ。

本作で佐藤が演じるのは、「亜人」であることが発覚し、国家から追われることとなった主人公・永井圭。本作の撮影では、もちろんスタントマンはいたものの、基本的には役者本人が動くことが要求された。佐藤も、ワイヤー1本で屋上からダイブしたり、激しいバトルシーンを行ったりと、撮影に全力投球で取り組んだという。

「亜人」より

(C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社

劇中では、カットを細かく割ったスピーディーなアクションが特色となっていたが、その1つ1つのカットを忍耐強く、丁寧に撮影していった。

そんな佐藤の、類いまれなる身体能力から繰り広げられるアクションは、日本俳優連合のアクション部会が主催する「ジャパンアクションアワード」を受賞するほどで、高く評価されている。アクションが見どころとなるコミック原作の実写化作品は、一歩間違えれば荒唐無稽になりかねないが、そこに説得力を持たせるのは、佐藤健の身体能力と、演技力の賜物であろう。

「亜人」より

(C)2017映画「亜人」製作委員会 (C)桜井画門/講談社

また、本作では台本の段階から打ち合わせに参加という佐藤。さらに、共演者の綾野剛らと「俳優同士でこんなに話し合ったことはなかった」と語るほどに、本作では、より「いいものを作りたい」という意識が強かったという。それゆえ、「一度死んでも再びよみがえる」ことから生まれるユニークなアクションが非常に見応えがある。こうしたアクションを見るにつけ、今夏に公開予定の『るろうに剣心 最終章』も楽しみになってくる。

文=壬生智裕

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放送情報

亜人
放送日時:2020年2月1日(土)21:00~ほか
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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