有村架純伊藤健太郎らの演技に涙!映画『コーヒーが冷めないうちに』

「コーヒーが冷めないうちに」より
「コーヒーが冷めないうちに」より

口コミで「とにかく泣ける!」と話題となり、2017年の本屋大賞にノミネートされた小説「コーヒーが冷めないうちに」。2018年に映画化され、興行収入15億円を記録するヒットなった本作が、4月25日(土)映画・チャンネルNECOで放送される。

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会

物語の舞台となるのは、【ある席】に座ると、コーヒーが冷めてしまうまでの間だけ自分が望んだ過去に戻れる喫茶店「フニクリフニクラ」。過去に戻る際にはいくつかルールがある。例えば「起こったことは変えられない」。過去に戻って何をしても、壊れたものは壊れたままだし、亡くなった人は亡くなったままだ。

しかしそれでも、さまざまな思いを抱えた人々が過去へと戻っていく。起こったことは変えられなくても、伝えたかったことを伝えたり、その時会えなかった人の思いを知ったりすることで、未来がより良いものへと変わっていくのだ。

アメリカに行くという幼馴染と喧嘩別れしてしまった女性や、避けてきた妹を事故で亡くしてしまったスナック経営者の女性たちが、思いを果たして未来を切り開くシーンについ涙腺が緩んでしまう。

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会

そんな泣ける映画の主人公・時田数役を努めたのは、有村架純。2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で注目を集め、2015年には映画『ビリギャル』で主演。翌年には同作品で第39回日本アカデミー賞の優秀主演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞している。

数(かず)は喫茶店で働く女の子で、お客さんが過去へと戻る際のガイド役であり、同時に彼女自身、過去にまつわるある秘密を抱えている。奥手で友達や彼氏をつくることが苦手なのだが、それが自分を「おとなしく見られがち」と語る有村にぴったり合っているのだ。

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会

数(かず)に思いを寄せる新谷亮介役として登場するのが伊藤健太郎だ。2018年に放送されたドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)でヤンキー・伊藤真司役を務めて大ブレイク、2019年には映画『惡の華』で主演するなど活躍中だ。

新谷は真面目で純な雰囲気のある学生で、奥手な数(かず)をエスコートしつつ仲を深めていく。純な中にまっすぐな思いを持つ新谷役として、爽やかなルックスと綺麗な大きな目を持つ伊藤は適役と言えるだろう。

映画の中盤以降は、数(かず)が抱える思いと新谷との関係が絡み合いながら、クライマックスへと向かっていく。数(かず)と新谷に物語の視点が移ってからは、純な2人のごく自然なやりとりや関係の進展を微笑ましく思うと同時に、数(かず)の秘密や苦悩が明らかになる。

そういったシーンでつい感情移入してしまうのも、役になりきる有村と伊藤の演技力があってこそだろう。感情移入できるからこそ、感動のラストでまた涙腺が緩んでしまうのだ。

お店を訪れるお客さんが思いを果たす場面、有村架純が思いを果たすシーンはもちろん、エンディングのスタッフロールまで見どころとなっている本作で、思い切り泣いてみてはいかがだろう。

文=堀慎二郎

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放送情報

コーヒーが冷めないうちに
放送日時:2020年4月25日(土)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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