高野洸、阿部顕嵐らが熱演、ラップバトルも！舞台「ヒプノシスマイク」の魅力

2017年9月にスタートした、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』(通称ヒプマイ)。HIP HOP界の有名アーティストが手がけた楽曲や、強烈な個性を放つキャラクター、そして木村昴をはじめとする声優陣のラップスキルの高さが話題となり、今や絶大な人気を誇っているコンテンツだ。これを初舞台化した"ヒプステ"こと「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.1-」が、日テレプラスにて7月19日(日)にTV初放送される。

本作で中心となるのは、イケブクロ・ディビジョン"Buster Bros!!!"と、ヨコハマ・ディビジョン"MAD TRIGGER CREW"。そこに、舞台オリジナルのアカバネ・ディビジョン"North Bastard"が加わり、ここでしか観られないストーリーが展開される。第一幕は3チームが織りなすドラマパート、第二幕は全力で盛り上がれるライブパートとなっており、メインテーマ『Gimme The Mic -Rule the Stage track.1-』など、10曲を超える舞台オリジナル楽曲にも注目だ。

物語の舞台は、武器が排除され、男性が政治から閉め出された世界。各ディビジョンの代表チームは、人の精神へ干渉する「ヒプノシスマイク」を使ったラップバトルによって、激しいテリトリー争奪戦を繰り広げている。そんな中、あるラップバトルの予選に参加し、勝ち進んでいた"Buster Bros!!!"と"MAD TRIGGER CREW"。しかし、"Buster Bros!!!"の次の対戦相手"North Bastard"には、他のチームを再起不能にしているという不穏な噂があった。

"Buster Bros!!!"のリーダー・山田一郎を演じるのは高野洸。かつては「ようかい体操第一」で知られるDream5のメンバーとして活動していたが、現在は俳優として活躍。本作では、喧嘩ばかりの弟たちをまとめ、ライブでは眩しい存在感でチームをひっぱる、頼もしい長男を熱演している。

また、"MAD TRIGGER CREW"リーダーでヨコハマを仕切るヤクザの若頭・碧棺左馬刻は、阿部顕嵐が演じている。「7ORDER」のメンバーとしてアーティスト活動を行っており、ラップ経験もある阿部。ドスのきいた低音や、堂々としながらもどこか色気を感じさせる立ち振る舞いは、まさに左馬刻そのものだ。

キャストの熱演と耳に残るかっこいい楽曲、プロジェクションマッピングを大胆に使った演出によって、ヒプマイの世界観を見事表現した本作。「ディビジョン・ダンス・バトル"D.D.B"」と称されたダンサーたちがパフォーマンスをさらに盛り上げ、その圧倒的な熱量は画面越しでもきっと感じとれるはずだ。

また、ヒプステ第2弾では、シブヤ・ディビジョン"Fling Posse"とシンジュク・ディビジョン"麻天狼"を中心とした物語が描かれる。新型コロナウイルスの影響で5月に上演を予定していた全公演が中止となったが、8月に改めて上演することが決定された。ヒプステが今後もさらに盛り上がっていくのは間違いない。その波に乗り遅れないよう、この機会に第1弾をチェックしておこう。

文＝中島文華

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