「コヒバニ」ブームを支えた福原遥の"透明感"と桜田通の"2次元性"

「コーヒー&バニラ」より
「コーヒー&バニラ」より

福原遥と桜田通が恋愛初心者の女子大生とパーフェクトイケメン社長を演じ、激甘ラブストーリーを描いたドラマ「コーヒー&バニラ」。

同作は、朱神宝による累計450万部超えの同名人気コミックを実写化したもので、田舎から上京し大学デビューを果たした超うぶな主人公・白城リサ(福原)と圧倒的"王子様"社長の深見宏斗(桜田)が織り成す"胸キュン"ラブストーリー。2人の恋を描く内容なのだが、第1話から結ばれ、恋人同士となった2人の恋模様にスポットを当てているのが特長だ。第1話放送直後には「#コヒバニ」がTwitterのトレンド入りを果たすなど、あらゆる世代の女性を中心に大きな反響を呼んだ。この作品が7月20日(月)深夜よりホームドラマチャンネルにて放送される。

(C)「コーヒー&バニラ」製作委員会・MBS (C)朱神宝/小学館

このドラマが人気を博したポイントは、原作の持つ女性の心をわしづかみにする"胸キュン"ポイントや目が離せなくなるドキドキの展開はもちろん、それらの魅力を損なわないよう丁寧に作り上げた制作陣のこだわり、黒羽麻璃央、小越勇輝、濱正悟、喜多乃愛といった若手俳優陣の演技など数多くあるが、福原と桜田の芝居によるものも大きいだろう。

美しい外見ながら恋愛経験のないリサを演じる福原は、男性の前では緊張してしまうほどピュアな役柄を熱演。引っ込み思案で"王子様"な深見に遠慮してしまう姿や、深見の愛情を疑ってしまう乙女心、パーフェクトな深見に釣り合うよう少しでも成長しようとする一途さ、どんな状況に陥っても相手を思いやる愛情深さなど、女性が見ても嫌味を感じさせないキャラクターを"透明感"を有した芝居で表現している。

(C)「コーヒー&バニラ」製作委員会・MBS (C)朱神宝/小学館

"胸キュン"ラブストーリーの主人公というものは、観る人がどれだけ感情移入しやすいキャラクターに作り上げられるかが肝要で、わずかな抵抗感でも役への感情移入を邪魔してしまう。そんな中で、福原による"透明感"のある芝居は良い意味でキャラクターの色を消しており、すんなりと作品の世界というよりリサの中に観る者を誘ってくれる。

1人の人物を演じるというのは、性格やバックボーン、口調やせりふ回し、所作や感情の動き方といったさまざまな色を付け足してキャラクターの個性を作り上げていく作業だ。だからこそ、役を作り込むほど個性が強くなる一方で"透明感"は損なわれてしまう。動きのない漫画では可能だが、実写化となるとこれはなかなか難しい。しかし、福原は"透明感"を有する芝居によって、それを実現させているのだ。

(C)「コーヒー&バニラ」製作委員会・MBS (C)朱神宝/小学館

一方、イケメンで若手実業家というパーフェクトな役柄を演じ切っている桜田は、まさに原作そのままの深見が現実に飛び出したかのような"2次元性"を備えた芝居を披露。"胸キュン"作品の"王子様"役というものは現実ではなかなかない発言や行動が多く、それらにいかに説得力をもたせて自然に見せられるかが重要なのだが、桜田は人間臭さを排除したキャラクター作りで表現。「"王子様"は視聴者の理想を体現していかなければならない」ということを深く理解し、原作で描かれた深見というキャラクターを演じているのだ。

(C)「コーヒー&バニラ」製作委員会・MBS (C)朱神宝/小学館

2人の芝居の奥深さこそが原作に寄り添った作品に仕上げているといっても過言ではないだろう。この奥深さに身を浸して、"胸キュン"を思う存分堪能してほしい。

文=原田健

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放送情報

コーヒー&バニラ
放送日時:2020年7月21日(火)2:00~ほか
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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