令和初のライダー・高橋文哉にも注目！「仮面ライダーゼロワン」の魅力を再確認

現在放送中の「仮面ライダーゼロワン」は、令和初の仮面ライダーだ。新時代にふさわしく、人間とAIロボ「ヒューマギア」の闘いと共存が主題になっている。しかしその裏に、さまざまな仕事に対する夢や情熱が描かれているのも令和らしい。

■大人も楽しめる物語

人間と共に働くヒューマギアは、飛電インテリジェンスによって開発・製造されたAIロボット。サイバーテロ組織・滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)と迅(中川大輔)は、ヒューマギアを暴走させることで怪人・マギアに仕立て、人類滅亡とアークと呼ばれる人工知能の復活を企てる。ヒューマギアの暴走を阻止する権限を使えるのは、製造元・飛電インテリジェンスの社長である飛電或人(高橋文哉)だけ。或人は、人々の夢と希望、そしてヒューマギアの可能性を証明するために、仮面ライダーゼロワンとして戦う。

本作には、単なる悪の組織との対決だけでなく、TOBによる会社買収など「ハゲタカ」や「半沢直樹」に出てくるようなIT企業同士の攻防戦などもあり、社会人が見てワクワクする要素も描かれているのも新しいところだ。

また、「仮面ライダーゼロワン」だけでなく、仮面ライダーバルカン、仮面ライダーバルキリー、仮面ライダー迅、仮面ライダー滅、仮面ライダー雷、仮面ライダー亡、仮面ライダーアークゼロ、仮面ライダーサウザーなど、1作の中に多くのライダーが登場するのも楽しみの1つだ。中でも女性ライダー(仮面ライダーバルキリー)が冒頭から登場する作品は、仮面ライダーシリーズ初。これも令和らしさといえるかもしれない。

■イケメン揃いのキャストにも注目

特撮ヒーローといえば、イケメンの宝庫でもあるが、この「仮面ライダーゼロワン」も例外ではない。

主人公、飛電或人／仮面ライダーゼロワンを演じるのは、日本一のイケメン高校生を決める「男子高生ミスターコン2017」でグランプリを受賞した高橋文哉。なんと、主役ライダー初の21世紀生まれだ。料理人になる夢を抱き、専修学校で調理師免許を取得したという料理男子で、恋愛リアリティ番組「太陽とオオカミくんには騙されない」(2018年／AbemaTV)で人気を高め、2019年、令和初のライダーに就任。

高橋の女子人気を受け、今年2月には、大人気ファッションイベント「第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション2020 SPRING/SUMMER」と「仮面ライダーゼロワン」のコラボが実現。高橋演じる主人公・飛電或人と、鶴嶋乃愛演じる秘書型ヒューマギアのイズが、モデルとしてランウエーに登場。この模様が第32話で放送された。

ほかにも、迅／仮面ライダー迅役の中川大輔はメンズノンノ専属モデル、不破諫／仮面ライダーバルカン役の岡田龍太郎はジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリ出身と、正統派イケメンがそろっている。

2019年9月からスタートした「仮面ライダーゼロワン」も、いよいよ大詰め。夏休み終盤の 8月29日には、テレ朝チャンネル1で「仮面ライダーゼロワン」の24時間特別集中放送が決定した。「おもしろい！」ときいて途中から見始めた方や、イッキ見すると理解が深まるという「お仕事勝負編」（第17～29話）などを見直すチャンスだ。特に、SNSでトレンド入りした、なかやまきんに君演じる芸人ヒューマギア・腹筋崩壊太郎が登場する第1話は見逃すべからず。24時間令和ライダー漬けで、その世界観をじっくり味わいたい。

文＝坂本ゆかり

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