上野樹里玉木宏のW主演作!令和の時代にのだめブームが再来する!?

二ノ宮知子原作の大ヒット漫画を、W主演を務めた上野樹里と玉木宏に加えて、瑛太や水川あさみらのキャストで実写化したドラマ「のだめカンタービレ」(フジテレビ系)。クラシック音楽を舞台に型破りなキャラクターたちが織り成す爆笑青春ラブコメディーを描いた本作は2006年の放送当時、"のだめブーム"や"クラシックブーム"といった言葉が飛び交うなど、社会現象を巻き起こした。今年9月には6年ぶりの地上波再放送が話題を呼び、改めて根強い人気が浮き彫りとなった。そんなドラマが、11月にフジテレビTWOに登場する。

上野樹里、玉木宏ら「のだめカンタービレ」のキャスト陣

ストーリーの中心となるのは"のだめ"こと野田恵(上野)と千秋真一(玉木)。のだめは桃ヶ丘音楽大学ピアノ科に通う大学3年生。一度聴いた音楽はたちまち弾けてしまうという天才的な一面を持ちながら、楽譜を読むことが大の苦手。作曲者の意図を無視して暴走する演奏をしてしまうこともしばしばという変わり者の彼女は、いわゆる落ちこぼれのレッテルが貼られる学生だ。

一方の千秋は、同じピアノ科で学ぶ1学年上の先輩で、容姿端麗なルックスや家柄もさることながら、ピアノやヴァイオリンの腕前も一流。自分にも他人にも厳しい性格のエリート学生だ。まるで機械のようで完璧に思える彼にも弱点はある。それが、幼少期のトラウマからくる飛行機恐怖症。その影響で、彼は有り余る才能を持ちながら、海外留学すらままならなかった。

そんな対照的な2人の天才が出会ったことで物語がスタートする。ある時、自分より実力の劣る学生が海外留学することを知った千秋は、エリート専門のピアノ講師・江藤耕造(豊原功補)と衝突。コンクールの出場が取り消されてしまう。人生初ともいえる挫折に自暴自棄に陥った千秋は酔いつぶれた翌朝、ゴミだらけのマンションの一室で目を覚ます。そこは、千秋の隣室に住むのだめの部屋だった。

この出会いをきっかけに次々とドタバタな展開が襲いかかる本作を語る上で、避けて通れないのが上野の怪演だ。「ぎゃぼー」「うっきゅっきゅ」などの漫画表現のセリフや白目をむく変顔など、"変態"と称される型破りなヒロイン像は当初、実写化不可能に思われた。しかし、上野はのだめの変人ぶりを見事に体現。その高い演技力をまざまざと見せつけて、今日のブレイクへとつなげている。

暗い話題の多い今だからこそ、平成の新ゴールデンコンビが見せた爆笑必至の青春群像劇を堪能してほしい。

文=安藤康之

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放送情報

のだめカンタービレ
放送日時:2020年11月19日(木)12:10~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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