初期の代表作『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)など恋愛ものから、近年のアクション大作『キングダム』(2019年)、"毒親"を演じた『MOTHER マザー』(2020年)まで、幅の広い活躍を続けている長澤まさみ。中でも、改めて評価されているのが「コンフィデンスマンJP」シリーズで見せたコメディエンヌとしての一面だ。毎話別人になりきる憑依ぶりや恥じらいを捨てた全力の変顔など、ユーモラスな魅力を存分に発揮し、映画化もされる人気シリーズへと押し上げていった。
そんな彼女のコメディエンヌぶりを楽しめるのが「都市伝説の女」シリーズだ。「都市伝説の女」は2012年にスタートし、深夜ドラマ枠だったにも関わらず最高視聴率11.6%を記録する回も飛び出すほどの人気を獲得した。そのパート2となる「都市伝説の女 Part.2」(2013年)が、2月17日(水)深夜からテレ朝チャンネル2にて放送される。
"都市伝説オタク"の女刑事が事件の度に独自調査を好き放題に行っていくコメディミステリーで、都市伝説が原因と決めつけた珍妙な捜査にも関わらず、なぜか次々と難事件を解決してしまう...というユニークな世界観が持ち味だ。長澤は未解決事件には都市伝説が関わっていると信じ、その真実を証明するために刑事になった主人公・音無月子を演じている。
月子は都市伝説に関する幅広い知識を持ち、まくしたてるように話すなど、随所に"クセの強さ"をチラつかせている。自分の信じる道を進む超マイペースな性格で、事件が都市伝説と関わっていることが分かると不謹慎にも「来たー!」とニヤけ、解決の糸口が見つかると自分の世界に入り込んでしまうぶっ飛んだ人物だ。意図せず周囲を振り回しまくる奔放さゆえに、下手すればイラっとしてしまいそうなキャラクターなのだが、長澤のメリハリある演技で、不思議とチャーミングさが際立ってくるのだ。
また月子は自他ともに認める美貌の持ち主。美脚が眩しいミニスカートなど華やかな姿が多数で、「機動戦士ガンダム」のセイラや中世ヨーロッパ風のドレス、白バイ警官姿など、なぜか素っ頓狂なコスプレもてんこ盛り。バラエティに富んだ月子の姿を楽しめるのも本作の特徴だ。
パート1で人気を確立したことによってやりたい放題感がアップしているパート2には、脚本家として「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一も参加しているなど、コメディとしてのクオリティはお墨付き。長澤のコメディエンヌとしての魅力を存分に味わえるはずだ。
文=HOMINIS編集部
放送情報
都市伝説の女 Part.2
放送日時:2021年2月18日(木)0:00~
※毎週(木)0:00~(2話連続放送)
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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