"チェリまほ"の呼び名で愛される大人気BLコミック「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」。赤楚衛二と町田啓太でドラマ化した作品が、3月にホームドラマチャンネルで放送される。冴えないサラリーマンの安達(赤楚衛二)は童貞のまま30歳を迎えたことで"触れた人の心が読める魔法"を手に入れる。そんなある日、営業部エースの黒沢(町田啓太)の心を読んだ安達は、自分に対する恋心を知ってしまう...。童貞会社員とイケメン同期との純度100%の純愛ドラマだ。
今回、黒沢を演じた町田啓太がドラマの裏話などを語ってくれた。
――ホームドラマチャンネルで「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」の放送が決まりました。改めて原作を読んだとき、そして撮影をした感想を教えてください。
「男の子同士のラブストーリーとは聞いていたんですけど、ほとんど予備知識のない状態で原作を読ませていただきました。コミカルな描写もありながら、真っすぐ純粋なラブストーリーだって思ったんです。登場人物もみんな魅力的で、読んでいてすごく温かい気持ちになりました。原作者の先生が愛情を持って作った作品だと伝わってきたので、僕も原作の良さを取り入れつつ、僕らしい黒沢を演じられたらいいな、と。最初に台本を全話いただいてから撮影に入れたことも役作りにおいて、とても大きかったです。温かいドラマを目指すという監督のやりたいことも明確でしたし、赤楚(衛二)くんが現場の空気を作ってくれて。ほかの共演者やスタッフさんも支えてくれたので本当に心強かったですね。僕的には、まっすぐに作品と向き合えたドラマだったという印象があります」
――撮影で印象に残っているシーンはありますか?
「印象に残りまくっているので、1つに絞るのがすごく難しいんですけど、撮影に入って一番最初のシーンはよく覚えています。安達が出社して資料をばらまきながら、すごい勢いでコケるシーンがあって。台本上は黒沢が立ち上がって安達のことを見るという描写はありませんでした。でも監督から、それを入れたいという提案がありまして。黒沢が安達のことを気にしている、でも、まだ距離がある状態だということを意識して作りたい、と。監督が安達と黒沢の距離をとても大事にしていることが分かりました。ただ、赤楚くんがあんなに激しく転ぶとは思っていなくて(笑)。赤楚くんの本気度も感じましたし、怪我をしちゃうんじゃないかってぐらい転んでいたので、心配もしましたし、気になる存在にもなりました。なので個人的にはすごく印象に残っているシーンです」
――ちなみに黒沢は安達に朝ごはんを作っているシーンもありました。町田さんは朝ごはんを作ってあげるタイプですか?
「まぁ、作ってあげられたらいいですよね(笑)。黒沢はいつ仕込んだんだ!?っていうぐらいお弁当のおかずもたっぷりですし。あんなに豪勢には出来ないかもしれませんが、出来たらいいなぁとは思います。実際は黒沢ほどぬかりなく、いろんなことは出来ないと思いますけど(笑)」
――最後に本作をご覧になる視聴者の方たちにメッセージをお願いします。
「もうご覧になった方もいらっしゃると思いますし、これから見るという方もいらっしゃると思います。この作品では人と人とが寄り添う温かさ、そういうところを感じていただきたくて。人間関係で相手のことを思い合うってことはとても尊くて、ステキなことですから。ちょっと笑えて、ほっこりする、そんなドラマになっていますので、ぜひご覧になってください!」
文=今 泉 写真提供=ホームドラマチャンネル カメラマン=和田浩
スタイリスト=Hirohito Honda(Hirohito Honda スタイリングオフィス) ヘアメイク=KOHEY
放送情報
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい
放送日時:2021年3月5日(金)3:00~
※毎週(木)(金)3:00~(2話連続)ほか
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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