菅田将暉のギャップがすごい!遠藤憲一高橋一生と共演した政治エンターテインメント

松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』に沢田研二とW主演、映画『CUBE』にも主演など、映画やドラマに引っ張りだこの菅田将暉。俳優としての存在感、才能が高い評価を得ている菅田が、今から約6年前に遠藤憲一とW主演を果たした「民王」が8月にテレ朝チャンネルで放送される。

「民王」に出演した菅田将暉と高橋一生

(C)テレビ朝日

スピンオフが制作されるほどの人気作となったドラマは、総理大臣の父親と大学生の息子が、ある日入れ替わってしまう政治エンターテインメント。「天国と地獄 〜サイコな2人〜」で入れ替わりドラマに出演した高橋一生が遠藤演じる総理の秘書役として出演している。

一国を担う総理だったはずが優柔不断でメルヘンな大学生の息子になってしまう「民王」で、菅田が見せたギャップにキュンとくる演技とは?

■服の趣味もしゃべり方もかわいすぎる菅田将暉が熱い男に豹変

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菅田演じる翔は男子より女子と気が合う大学生。ペパーミントグリーンのカーディガンに花柄プリントのTシャツを着て、フルーツ味の飴をかわいい袋に入れて常備し、ゆるキャラ"モフモフン"が大好き。先輩で会社経営をしている真衣(本仮屋ユイカ)に片思いしているが、告白できないでいる。

そんな翔が、突然、野心家の武藤泰山に入れ替わり、総理としての務めを果たさなければならなくなってしまうから大変。中身は父親の翔はワニ顔総理の息子を案じながらも大学に行き、就活をすることになる。

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菅田の見どころはギャップがハンパない演技だ。入れ替わった後は白目を向いてブチ切れるシーンが多く、「俺の顔でメソメソするな!」と怒鳴り、漢字も読めない息子の会見にイライラマックス。息子に代わって銀行に面接に行っても中小企業への貸し渋りについて面接官に説教し、立ち上がって「反省のない銀行に明日はない!」と声を荒げて引かれてしまう。短期間だけ元に戻る展開もあり、菅田の見事な豹変っぷりが思う存分に楽しめる。

■史上まれにみる泣き虫総理が国民の心を動かす?

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一方、中身が翔になってしまった遠藤演じる総理も、その一挙一動がかわいいと話題に。会見で"未曾有"を"みぞうゆう"、"直面"を"じかめん"と読んでしまい、高橋演じる秘書が「なぜ、ルビをふらなかった?」と怒られるなど、周辺は大騒ぎだ。だが、弱っている人にそっと飴を差し出す優しさや素直さがプラスの方向に転じ、懸念されていた初外交も大好きな"モフモフン"が意外な共通点となって、"モフモフン体操"まで披露して心を通わせることに成功する。

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入れ替わると眉間に皺が入りキレッキレになる菅田と、クヨクヨする遠藤、そんな2人をクールな目で見つめ、ときに毒舌キャラになる高橋。笑えて癒され、世の中について考えさせられる、まさに政治エンターテインメント作だ。

文=山本弘子

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放送情報

民王
放送日時:2021年8月20日(金)21:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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