田中圭が主演の学園サスペンスドラマ「先生を消す方程式。」。鈴木おさむの脚本によるオリジナルストーリーで、キャッチコピーは「私を殺したいですか?そういうの嫌いじゃないです」。高校教師を演じる田中は実際、"私を殺したいですか?"と問いかけたくなるような踏んだり蹴ったりな目に遭うのだが、それでも笑顔。副担任を演じた山田裕貴はサイコパス教師で、わかりやすくヤバいキャラを演じているが、田中が演じる一筋縄ではいかない教師の多面性もある意味、ヤバい。まさかの展開が立て続けに繰り広げられ、視聴者を振り回した本作で、田中圭が演じた役を振り返る。
■不死身の熱血教師が見せる笑顔の裏に潜む屈折
田中圭演じる義澤経男、通称・義経は都内の進学校・帝千学園に赴任してきた数学教師。担任になった3年D組は何人もの教師がメンタルをやられて辞めていったというクラスで、 "4C"と呼ばれる藤原刀矢(高橋文哉)、長井弓(久保田紗友)、大木薙(森田想)、剣力(高橋侃)のセレブ4人組がクラスを仕切っている。
早速彼らからの洗礼でペットボトルを投げつけられ、土下座をさせられた上に床を舐めさせられ、背中を押されて階段から転落し、包帯だらけの姿で教壇に立つ義経。しかし、義経はめげない。逆転の発想で、「怪我を負ったからこそ伝えられることがある」と、独自の方程式で生徒に熱く語りかける。
そして"4C"の黒幕的存在が山田演じる副担任の頼田朝日。"義経を殺す方程式"を発令し、生徒たちを焚きつける。過去に恋人(松本まりか)が何者かに襲われた悲しい過去を持つ義経は、何の目的があって学校に赴任してきたのか?「人生にはまさかのことが起きるんです」と幾度も口にする義経が生徒に伝えたい想いとは?笑顔の裏に潜む、闇や屈折を感じさせる演技に注目だ。
視聴者からも"狂っている"という声が相次いだ朝日の暴走と、何度追い詰められても這い上がる義経、そして生徒たちはいったい、どこに向かっていくのか。カオスで先の展開が予測不能なストーリーになっている。
文=山本弘子
放送情報
先生を消す方程式。
放送日時:2021年12月9日(月)23:00~、2021年12月16日23:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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