田中圭が「一発勝負みたいな面白さがありました」と振り返る、100分間ノンストップ撮影の異色作「ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』」
俳優

三谷幸喜がオリジナル脚本、そして監督も務める「完全ワンシーンワンカットドラマ」がWOWOWで12年ぶりに復活する。同シリーズの大ファンだという田中圭が、1度もカメラを止めずに全編100分間を出演し続けるタイムスリップコメディー「ドラマW 三谷幸喜『おい、太宰』」(2025年6月29日(日)放送・配信)で主演に挑む。
田中圭演じる、太宰治を敬愛するテレビ番組の構成作家・健作は、妻・美代子(宮澤エマ)と一緒に訪れた海辺の街で洞窟を発見。地元の人(梶原善)に止められるも洞窟を進んでいくと、そこにいたのは太宰治(松山ケンイチ)と恋人のトミ子(小池栄子)だった。健作は太宰が心中未遂を起こした現場にタイムスリップしてしまったようだった...。
今回、ワンシーンワンカットの異色作に挑んだ田中に本作の魅力や、どのように撮影が行われたのか裏話も伺った。

――今回の出演にあたり、このシリーズがお好きで三谷さんに直接出演したいと直談判したとのことですが...
「三谷さんとはプライベートでたまたまお会いする機会があり『すごく好きなのですがもうやらないのですか?』と話をしたら喜んでくれまして。とても大変ともおっしゃっていたのですが、『またやるときがあったら参加させてください!』と伝えたらお話がきました。やっぱり言ってみるものだなと思いましたね(笑)」

――ワンカットドラマの魅力はどこにあると思いますか?
「とりあえず衝撃的なところです。何でこの人たちはこんな大変なことをするんだろうって(笑)。でも見ていたら、途中からワンカットということを忘れてしまうくらい面白くて。そして単純にすごいものを見せてもらっていると感動するという。本当にすごいと思います」
――実際にやってみてその印象は変わりましたか?
「今回だけなのかもしれませんが、全編ロケでシチュエーションも海辺と自然満載でした。日や時間によって潮位も違えば天候も違うので、見ているときに感じた緻密に計算されているという印象は変わり、思っていたより行き当たりばったりな感じがしました(笑)。勢いを付けて『やるぞ!撮るぞ!オッケー出すぞ!』みたいな感じ。一歩踏み出したら走りきるだけ、という感覚も楽しかったです」

放送情報【スカパー!】
ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」
放送日時: 2025年6月29日(日)22:00~
チャンネル: WOWOWプライム
詳しくは
こちら