決意の瞳が力強い!有村架純、「あまちゃん」ブレイク以前に見せたフレッシュな魅力

「リトル・マエストラ」
「リトル・マエストラ」

コロナ禍において大ヒットを記録した『花束みたいな恋をした』(2021年)や『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年)で素晴らしい存在感を発揮し、2021年も女優として快進撃を続けた有村架純。彼女が全国区の人気女優になったきっかけのひとつはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)への出演だが、それより以前に主演した2012年の映画『リトル・マエストラ』は、有村のフレッシュな魅力とブレイクの兆しを感じさせてくれる1本だ。

有村架純が葛藤を抱える女子高生指揮者を演じた「リトル・マエストラ」
有村架純が葛藤を抱える女子高生指揮者を演じた「リトル・マエストラ」

(C)2012「リトル・マエストラ」製作委員会

連続ドラマの金字塔を数多く手掛けてきた坂元裕二が脚本を担った『花束みたいな恋をした』では、ダブル主演を務めた菅田将暉と共に等身大の恋模様を体現した有村。就職をきっかけに時間や仕事、人生に対する考え方がズレていく"普通の恋人たち"をリアルに演じ、観客の共感を集めた。また大ヒットシリーズの最終章となる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では、原作ファンからも人気の高い剣心のかつての妻・雪代巴役に抜擢され、芯の強さを秘めながらも、消えてしまいそうな儚さをまとった巴の美しさを見事に表現。優しさと悲しみが入り混じる巴の瞳を見て、改めて有村のすごみを感じた人も多いはずだ。

1月28日(金)からは、有村が罪を犯した者の更生に寄り添う保護司・阿川佳代を演じた『前科者』が公開になる。ひたむきに罪や人間に向き合っていく佳代の瞳にはたしかな情熱が宿っており、ここでも有村の瞳の演技に惹き込まれる。まさに今ノリに乗っている女優の一人で、いつも観客に新鮮な驚きを与えてくれる存在だ。

「リトル・マエストラ」
「リトル・マエストラ」

(C)2012「リトル・マエストラ」製作委員会

そんな有村の初々しい彼女の姿を堪能することができる『リトル・マエストラ』。舞台は過疎化が進む港町、石川県志賀町福浦。レパートリーが「威風堂々」のみという漁港のアマチュアオーケストラと女子高生指揮者との心温まる交流と再生を綴る音楽ドラマだ。有村が演じるのは、解散の危機を迎えたアマチュアオーケストラを救うために雇われた、"天才指揮者"の女子高生・美咲。初めて漁港にやって来た美咲は、茶髪&デニムショートパンツのギャル姿!なぜか不機嫌そうな顔をしている美咲だが、有村が演じるとそんな姿もなんともキュートで映画冒頭から「これは面白いことが起きそうだ」と思わせてくれる。

さっと清楚な制服姿に着替えて指揮棒を振る美咲だが、オーケストラのあまりのへっぽこぶりに怒り心頭。「こんなオケ、意味ないじゃない!」とキツい言葉を放つが、次第に彼女が音楽一家の落ちこぼれとしての葛藤を抱えていることが明らかになり、音を奏でることを通して人への思いやりも学び、彼女自身も成長を遂げていく。

「リトル・マエストラ」
「リトル・マエストラ」

(C)2012「リトル・マエストラ」製作委員会

「胸を張って生きていこう」と決意する眼差しはとても力強く、見ているこちらまで元気をもらえそう。釈由美子、蟹江敬三、前田吟ら俳優たちの中で美咲の奮闘を演じ切り、その可憐な笑顔、いじらしい涙もその後の有村の活躍を予感させるもの。ここから「あまちゃん」、『映画 ビリギャル』(2015年)、そして朝ドラヒロインを務めた「ひよっこ」(2017年)と、人気女優への階段を登り始める有村のフレッシュな姿を目撃できる1作として、ぜひオススメしたい。

文=成田おり枝

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放送情報

リトル・マエストラ
放送日時:2022年1月28日(金)16:45~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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