岩城滉一がバイタリティの高さを維持し続ける根源を明かす

――"遊び"もそうですが、今回のロケでは"自然の神秘"との邂逅もありました。

「毎年見られるものじゃないからすごくラッキーだったよね。俺って、意外とラッキーなのよ。前にフィンランドでドリフトの氷上レースがあって、それに行った時に毎晩オーロラを見たんだよ。オーロラって"オーロラ保険"っていうのがあるくらいなかなか見られないものらしいんだけど、俺たちが行った時は毎晩オーロラで。あとは、アイスランドでスノーモービルの大会に出た時も全部オーロラで、『あ、ラッキーだな』って思うんだけど、『よく考えたらいつもそうだな』って(笑)」

――また、家やレストラン、農業など今後の展開が楽しみな場面も興味をそそられました。

「『(食料は)自分の分くらいは自分で作ってみよう』みたいな気持ちがあるので、今ビニールハウス計画もあるんですよ。そこで作った作物を、レストランでも出せるように。"遊び"もそうなんだけど、"生きるための術"みたいなことも大事だと思っていて、それをいかに楽しくできるかという方法を考えているんです」

――精力的に"やりたいことをやり抜く"というバイタリティの高さを維持し続ける根源は何ですか？

「自分がどこまでの人間なのか挑戦したくない？そんなに敷居が高いことなの？俺には、その敷居がないんですよ。あとは、今も続けられている"遊び"自体も楽しいからというのもあるんだけど、周りの仲間との人間関係や"誰か一人こけたら、みんなで寄ってたかって助ける"というチーム感も支えてくれているものの一つではありますね」

――最後に視聴者の方々、ファンの皆さんにメッセージをお願いします！

「本当に興味があって観て喜んでくれる人しか観ない番組だということはハナから分かってるので、(興味のない人たちの視聴を)そんなに期待しているわけじゃないけど、作る時は観てくれるやつを裏切らないように頑張って作りました。そんな中で、『人生短いんだから、絶対に楽しくなきゃ駄目』というメッセージを受け取ってもらえたらと思います。なにも俺と同じことをやらなくてもいいんですよ。まあ、俺は楽しいから一度はやってみてほしいんだけど(笑)。人それぞれ楽しいことがあるから、それぞれの人生を思いっ切り楽しんで『あぁ、生きていてよかったな』って思えるような毎日を送ってほしいなって思うから、この番組を観て少しでもそういう考えになってもらえたらうれしいですね」

文＝原田健

この記事の全ての画像を見る