赤楚衛二、爽やかな笑顔とユーモアが魅力的なキーパーソンを演じる!

ドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で町田啓太との癒しコンビが話題となり、ブレイクした赤楚衛二。映画『チェリまほTHE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』も公開され、ドラマ「SUPER RICH」で町田と再共演し、視聴者を喜ばせたのは記憶に新しい。

素朴で子犬のようにかわいい役のイメージが強い赤楚だが、守ってあげたくなる"チェリまほ"の安達とはまったく違う爽やかで頼れる男子を演じたのがパク・ソジュン主演の大ヒットドラマをリメイクして昨年、放送された「彼女はキレイだった」だ。中島健人と小芝風花がW主演を務めた四角関係の胸キュンラブストーリーで赤楚が演じている樋口は、それぞれの人生を繋ぐキーパーソン。キラッキラの笑顔とポップなファッションで赤楚が見せた新しい一面とは?

左から「彼女はキレイだった」に出演した赤楚衛二、小芝風花、中島健人、佐久間由衣
左から「彼女はキレイだった」に出演した赤楚衛二、小芝風花、中島健人、佐久間由衣

■編集部をまとめるイタズラ好きの明るいムードメーカー

メガネの太っちょ少年からN.Y.で活躍するスタイリッシュなイケメンエリートへと変身を遂げた長谷部宗介(中島健人)と優等生の美少女から無職の残念女子になってしまった佐藤愛(小芝風花)が17年の月日を経て再会。ドラマティックな初恋ストーリーとなるはずが、冴えない自分を見せたくなくて親友、梨沙(佐久間由衣)に"佐藤愛"の身代わりを頼んだことで恋模様はややこしくなっていく。愛は必死の就活の末に大手出版社に就職。ひょんなことからファッション誌「ザ・モスト」編集部に気に入られ、期間限定で働くことになる。そこにクリエイティブディレクター兼副編集長として就任したのが宗介。愛は自分が本当の幼なじみだと気づかれないように大慌てで奮闘する。赤楚が演じているのは、空回り気味の愛をリラックスさせ、落ち込んでいる時にはエールを送る先輩、樋口。白いソックスに黒のローファーを履いている愛のファッションからマイケル・ジャクソンを連想し、「ジャクソン、よろしく!」と初日からあだ名で呼ぶ軽いテンションで、手の平にわざとオモチャの芋虫を乗せて喜んだりと編集部のムードメーカーだ。タブレットばかり見ているクールでドSな宗介とは対照的なキャラクターで、爽やかな笑顔とユーモアでピリついた雰囲気を一瞬にして変えてしまう才能の持ち主。"チェリまほ"とは別人の赤楚の佇まいに驚かされる。

■4人全員が恋に悩む物語。実はいちばん切ない役回り?

半人前の愛に厳しく当たりながら実は愛のことが気になっている宗介、鬼上司のやり方に宗介は変わってしまったと葛藤する愛、幼なじみの振りをしている内に宗介に徐々に魅かれていく梨沙、どんな時も全力投球の愛を見守る気持ちが恋に変わっていく樋口。人間関係が複雑に絡み合う中、偶然、梨沙とジョギング中に知り合い、3人の本音を知ってしまうのが樋口のポジションだ。全部わかっていながら、自分の正直な気持ちを押し込めることなく、3人それぞれに言葉や態度でポジティブなメッセージを送る樋口のシンプルでストレートな生き方がどんどん男前に見えてくるのも見どころのひとつ。切なくも太陽のように輝いている重要人物を赤楚がみごとに演じきっている。

文=山本弘子

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放送情報

彼女はキレイだった(全10話)
放送日時:2022年4月22日(金)スタート (月)~(金)6:00~

※22日(金)は5:50~、5月2日(月)~6日(金)は休止

チャンネル:日本映画専門チャンネル

※放送スケジュールは変更になる場合があります

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