佐藤健神木隆之介の掛け合いが息ぴったり!高校生漫画家コンビの青春を描く『バクマン。』

主演映画『護られなかった者たちへ』で第45回アカデミー賞の主演男優賞を獲得した佐藤健と、映画『ホリックxxxHOLiC』が公開中の神木隆之介。2人がタッグを組み、高校生漫画家として「週刊少年ジャンプ」でデビューする真城最高(通称:サイコー)と高木秋人(通称:シュージン)を演じたのが、今から7年前に公開された映画『バクマン。』だ。

『バクマン。』に出演する佐藤健と神木隆之介
『バクマン。』に出演する佐藤健と神木隆之介

©2015 映画「バクマン。」製作委員会 ©大場つぐみ・小畑健/集英社

原作は「DEATH NOTE」のコンビ、大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)による大ヒット漫画で、メガホンをとったのは本作で第39回日本アカデミー賞の優秀監督賞に輝いた大根仁。撮影当時、佐藤健は20代半ば、神木隆之介も20代前半だったが、2人とも高校生にしか見えないさすがの演技力。若いというだけではなく、表情や喋り方も見事に少年になりきっている。初めて2人で描いた漫画をいきなり少年ジャンプ編集部に持ちこむストーリーはまさに"友情、努力、勝利"がコンセプトのジャンプの精神。編集部の裏側や連載の締め切りの過酷さが描かれているのもリアル。そして何といっても佐藤と神木のコンビが最強だ。

■夢をまくしたてる神木と、冷めている佐藤がコンビ結成!

最高(佐藤)が片思いしているクラスメート・亜豆(小松菜奈)のことを描いた絵を秋人(神木)に見られ、絶賛されたのがコンビ誕生のきっかけだった。

最高は、物語は考えられるが絵がヘタな秋人から「俺と組んで漫画家になってくれ!」と言われる。しかし、叔父(宮藤官九郎)がジャンプで連載を持つ漫画家だった最高は、子供の頃から漫画家の過酷な現実を知っているため、「そんなに甘いものじゃない」とあっさり拒否。早口でまくしたてる秋人と、冷めた視線のコントラスト。佐藤健と神木隆之介の掛け合いの妙に前半で映画に引き込まれる。

「漫画なんて博打みたいなもの、『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』を超えよう!」と迫る秋人に「この少子化の時代にそれ無理だろ?」と最高が答えると「いや、ちょっとお前、それ冷静じゃね?」と返すなど、コンビを組む前から鉄壁の相方の予感。クールな最高の弱点は声優を目指している亜豆で、彼女を前にするとドキドキしてしどろもどろになる佐藤の表情はリアルな高校生に見える。テンション高めの神木のかわいさもキュンキュンもの。良いことが起きた時には2人で「うおおおお〜!」と雄叫びをあげるシーンも息ぴったりで、さすが実写版で期待を裏切らないコンビである。

©2015 映画「バクマン。」製作委員会 ©大場つぐみ・小畑健/集英社

■夢の連載を勝ち取った2人には強力なライバルが

高校2年の夏休みに描いた漫画をジャンプに持ち込み、編集者の反応に手応えを感じて、闘志を燃やす2人。そんな彼らの前に立ちはだかるのは"天才"と言われている17才の高校生漫画家・新妻エイジ(染谷将太)。シニカルな物言いに挑発されて、最高と秋人は猛烈に漫画に向かい、ついに連載をゲットすることになる。読者アンケートのランキングが打ち切りに繋がることを知っている最高は、エイジに勝ちたい気持ちもあいまって迷走する。

佐藤健
佐藤健

©2015 映画「バクマン。」製作委員会 ©大場つぐみ・小畑健/集英社

神木隆之介
神木隆之介

©2015 映画「バクマン。」製作委員会 ©大場つぐみ・小畑健/集英社

そんな時に秋人が言った「エイジが王道なら天才じゃない俺たちは邪道で勝負するんだよ」という言葉が2人の結束をより強固なものにする。普通の高校生活を送っていた2人が否応なしにやってくる毎週の締め切りに追われ、どんどんボロボロになっていく様にも、佐藤と神木の演技が光る。編集長役のリリー・フランキー、覇気がないが心根は熱い担当編集者・山田孝之、同じ新人漫画家で熱血漢の桐谷健太など脇を固めるキャストもいい味を出していて、クセモノ揃いの漫画家たちが楽しみながら格闘して描いている時の鬼気迫る表情がまた良い。青春を謳歌する若者たちの熱量が高めで、元気をもらえる映画だ。

文=山本弘子

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放送情報

バクマン。
放送日時:2022年6月11日(土)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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