松たか子の魅力が凝縮!坂元裕二脚本の「いびつさ」が愛おしい「大豆田とわ子」のクセになる魅力

「大豆田とわ子と三人の元夫」
「大豆田とわ子と三人の元夫」

(C)カンテレ

「大豆田とわ子と三人の元夫」
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充実したキャリアを築きながらも、子どもが独立した後1人で生きることに寂しさを覚えることもあるとわ子。そうした彼女の複雑な胸中を、松はハイテンションな振る舞いや、せかせかとした独特の早口、時に物憂げな表情など、多彩なバリエーションで表現した。

元夫たちが持ち込むトラブルにイライラを募らせるも、切り捨てることもできず、なんやかんやと腐れ縁を続けてしまう。とわ子はある意味、面倒くさい"こじらせ系"ではあるが、松のチャーミングな演技によって親近感は倍増し、抜群に魅力的なキャラクターだった。

「大豆田とわ子と三人の元夫」
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松は、主題歌「Presence」でもメインボーカルとして存在感を発揮。作編曲・楽曲プロデュースを担当した、トラックメーカー・MPCプレイヤーであるSTUTSによるメロウな楽曲との相性は絶妙で、コーラスとして参加した"3exes(3人の元夫)"と名乗る角田晃広、岡田将生、松田龍平とのコラボも、ドラマファンを歓喜させる楽しいサプライズだった。

また、KID FRESINO、BIM、NENE、DaichiYamamoto、T-Pablowをフィーチャリングに迎え、I~Vまでバージョン違いが制作されたことでも注目を集めた「Presence」。その週のストーリーに沿って、エンディングに流れるバージョンが変わる仕掛けは画期的で、大いに話題となった。

「大豆田とわ子と三人の元夫」
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そして、クセになると話題をさらったのが、伊藤沙莉が担当したナレーションだ。伊藤の特徴的なハスキーボイスで語られる、独特のワードセンスとリズミカルなナレーションは、本職のナレーターとはまた異なる趣があり、個性的な作品の世界観を形成する1つの要素として欠かせないものだった。

「大豆田とわ子と三人の元夫」
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定石に当てはまらないようないびつさもある「大豆田とわ子と三人の元夫」。主人公のとわ子と同様に、一筋縄ではいかない人間味のあるドラマだからこそ、放送から1年以上が経った今も見直したくなるような魅力を感じるのかもしれない。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

大豆田とわ子と三人の元夫
放送日時:2022年9月5日(月)12:10~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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