仲間由紀恵と阿部寛の名作ドラマ！名取裕子演じる占い師との対決が面白い「トリック」のスペシャル版

約22年前にナイトドラマとしてスタートし、今では語り継がれる作品となった『トリック』。阿部寛が自称天才物理学者・上田次郎を演じ、仲間由紀恵が自称売れっ子マジシャン・山田奈緒子を演じ、超能力者や占い師が起こすミステリアスな事件を解決していく物語にはパロディや小ネタがあちこちに散りばめられ、面白がる視聴者が増えていき、シリーズ化。スペシャルドラマがいくつも制作され、劇場版まで公開されるほどの人気作となった。

仕事が忙しいと見栄を張っている奈緒子は、実はアパートの家賃を滞納している貧乏暮らし。自分のキャリアを自慢する癖がある上田も浮世離れした性格で2人とも人間関係がうまくいかない変人同士。そんな主人公たちのキャラ設定も当時のドラマでは新しく、20才だった仲間由紀恵はドラマ初主演。その後の『ごくせん』のヒットに繋がる主演作となり、2枚目俳優のイメージが強かった阿部が上田のようなナルシストなのにビビりのコミカルな役を演じるのも初めてのことだった。毎回、キャラの立ったゲストが出演したことでも話題となったが、2005年に放映された『トリック 新作スペシャル』では名取裕子が占い師役として出演。ドタバタコミカルな要素も盛り沢山のスペシャル版での阿部寛と仲間由紀恵のコンビを振り返っていきたい。

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