大泉洋松岡茉優が経営難の出版社で騙し合う!木村佳乃佐野四郎らの反乱も面白い映画『騙し絵の牙』

■大泉が演じるのは型破りな企画を次々打ち出すお騒がせ編集長

カリスマ社長(山本學)が急逝し「薫風社」は新社長に専務(佐藤)が就任するものの、聖域とされている看板雑誌「小説薫風」も月刊から季刊になってしまうほどの経営難。そんな中、転職し、カルチャー雑誌「トリニティ」の新編集長に就任した速水は、「小説薫風」の新米編集者として働いていた本屋の娘・高野を引き抜き、雑誌の大改革をはかる。そのやり方は部下すら呆然とするもの。

大御所小説家・二階堂(國村)のヒット作をコミック化して連載しようと企み、交渉の場にわざと高野だけを先に行かせて酔いが回ったところに現れ、「これまでなんてどうでもいいんです。今、面白いものが読みたいんです」と説得。泥酔した高野が大事に持っていたデビュー前の新人小説家(宮沢)の原稿を拾って勝手に連載の交渉をしたり、本屋で見た表紙のモデル(池田)に目をつけ、「トリニティ」の大胆リニューアルに踏みきったりする。まるでギャンブラーのような速水。新社長の方針に反発し、伝統を維持しようとする「小説薫風」の編集長(木村)と常務(佐野)の反乱など、会社あるあるの攻防戦が繰り広げられていく。

■読者を間近で見て育った松岡演じる高野の選んだ道とは?

町で良心的な本屋を営む父のもとで育った高野は、読者の目線と客観的な視点を持った編集者。二階堂のような大作家にも臆せず自分の感想を述べ、実家の本屋に若い読者が来たことがキッカケとなり、昔から好きだった失踪した小説家の行方を探偵のような洞察力で突き止めていく。速水とは全く違うやり方だが、おそらく出版物を愛する気持ちは同じだろう。古い体質を壊そうとする社長と速水が、「トリニティ」の発売日に買いに来る読者の顔が見たくて偶然、本屋で出会う場面がそのことを物語っている。移り変わる時代の中、アメリカに行っていた前社長の息子(中村倫也)が日本に帰り、速水と高野は異なる道を選ぶ。騙し合いバトルの末に迎えた意外な結末とは?

文=山本弘子

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放送情報

騙し絵の牙
放送日時:2022年10月2日(日)16:15~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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