お嬢様のイメージを世間に植え付けた、松雪泰子が演じる「白鳥麗子でございます!」に再注目
俳優

一方、テレビシリーズ第2弾を経て製作された映画版は、テレビドラマのその後を描いたオリジナルストーリー作品だ。
ガンと診断された麗子の父・正太郎の「生きているうちに麗子の花嫁姿を見たかった」という願いを叶えるために、麗子との結婚を受け入れる哲也。結果として後に誤診だったと判明するが、哲也との結婚を取りやめたくない麗子はその事実を隠したまま結婚の準備を進めたことで新たな騒動に発展していく。
いずれの作品でも強烈なキャラクターである麗子を演じるのは松雪泰子。現在では日本のトップ女優に数えられる松雪も、当時は売り出し中の若手女優の1人。そんな彼女にとって麗子はハマリ役となり、人気女優へとステップアップを果たす出世作となった。

麗子という難役を演じるなかで、今では決して見ることができない貴重な姿も数多く収められている。特に哲也の告白を断るシーンのセーラー服姿は、ファン垂涎のお宝カットに違いない。
圧倒的なインパクトで、お嬢様=白鳥麗子というイメージを世間に植え付けた本作。若かりし頃の松雪の演技にも注目しながら楽しんでほしい。
文=安藤康之









