ほか、年間大賞を受賞したサヨナラ打について言及する一幕も。坂本選手は「打席に行く前からスコアラーの吉川大幾が『酒居(知史)投手はボール先行でもフォークを投げますよ』と背中を押してくれて。2ボールだったので、フォークボールを狙うということはちょっと勇気が要ることだったんですけども、そういうスコアラーとの会話もあった中でフォークボールだけを狙ったので。僕の力だけじゃなくスコアラーさんのアドバイスもあったので、やっぱり自分一人の力じゃ活躍はできない世界なんだなと思いました」と回顧。
一方、角中選手は「ネクスト(バッターズサークルにいた)の時に、ビッグチャンスがあって点が入らなかったので、『マジか、勘弁してくれよ』って思いながら打席に入りました。打つ時はいろいろ頭で考えていたんですけど、打ち終わってからは逆に頭が真っ白になって...」と振り返り、「映像観て思ったんですけど、ホームインの瞬間がすごくカッコ悪いなって(笑)。もっとかっこ良くホームインできたんじゃないかな」と漏らして笑いを誘った。
ほか、来シーズンについて坂本選手は「ここ何年かは、個人的にもけがをして1年間一軍にいられない時が多いので、チームの優勝はもちろんなんですけど、いっぱい打って、しっかり守って、考えながらけがをせずにチームの優勝に貢献できたらいいなと思っています」、角中選手は「この年でこの立場になると個人的なことは本当になくて、それよりも自分が一軍で出だしてから優勝したことないので、なんとか優勝して、みんなでビールかけして、優勝旅行に行きたいなっていうのは目標です」とそれぞれ抱負を語った。
文=原田健
イベント情報
スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞表彰式
日時:2023年12月1日(金)
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