日本の大晦日といえば「格闘技」! 今年の12月31日も、さいたまスーパーアリーナを舞台にビッグマッチが開催されるが、例年以上の大ボリュームとなっている。9:00からは川尻達也、北岡悟、アイドルグループ仮面女子の川村虹花らが出場する「RIZIN 平成最後のやれんのか!」。そして15:00からは、世界中のスポーツファンが注目する「那須川天心×フロイド・メイウェザー」ほか、堀口恭司、RENA、矢地祐介らが出場する「RIZIN.14」。いずれも、スカパー!がPPV生中継でオンエアしていく。
今回は、そんな魅力的な出場選手の中から、メインイベンターの一人として注目されている日本女子格闘技界の若き旗手・浅倉カンナの練習場所に直撃。自らの試合への意気込みと、大晦日の格闘技イベントに対する思いを語ってもらった。
浅倉選手は大晦日、RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチとして、浜崎朱加選手と戦います。浅倉選手も昨年の大晦日に行われた女子スーパーアトム級トーナメントで、RENA選手を下してベルトを手にしていますが、浜崎選手はJEWELS、米女子MMA団体Invictaで王者になっている実績では上の選手です。対戦カードが決まった時の感想は?
「最初は、戦えるのかなって、不安はありました。女子に限らず、海外でベルトを獲ることは簡単ではないですし、成し遂げてきたことで浜崎選手の実力は証明されています。2年ほど前に練習で手を合わせたことがあるんですけど、その時はボッコボコにやられているので(笑)」
浜崎朱加という選手は、それだけレベルが高いということですね。
「でも、その後の2年間で自分の実力も伸びているっていう実感もありますし、2週間の海外練習でも手応えを感じたので『やれるんじゃないか』という自信が出てきました。いまは、自分の力を出し切れば、勝てると思っていますし、サポートしてくれる仲間のためにも勝ちたいと思っています。まだ少しビビってますけど(笑)」
浜崎選手の知らない2年の間に、浅倉選手も数々の強敵を下してきました。特に昨年の大晦日から現在にかけては濃密な1年になりましたが、振り返ってみてどう感じますか?
「選手としても、人としても、一つ大きくなれた、成長できた年だったと思います。今年は試合には勝っていましたけど、自分の中では"伸び悩んだ時期"でもあったので。私、レスリングから転向して格闘技を始めてから、ずっと勢いだけで悩むことはなかったんですけど、変に格闘技を知ってしまったのか、怖くなってしまったんです。特に、RENAさんとの試合のころは悩んでいた時期で、試合が終わったあとも試合内容を引きずっていました...」
そんな状態から、現在までどう持ち直したんでしょうか?
「その後もモヤモヤが続いていたんですけど、思い切って気持ちを入れ替えるために海外へ練習しに行ったんです。そこでは普段なかなか練習できない女子のトップ選手がたくさんいて、やられてばっかりだったんですけど、結局は『頑張るしかない』と吹っ切れることができたんです。自分の武器であるテイクダウンが世界でもかなり通用することがわかったので、いろいろな不安を乗り越えることができました。いまは、悩みもなくなり、今度の試合では私のすべてが出せると思います。この一年で、いまが一番調子いいので、成長した部分を見てもらえたら」
放送情報
RIZIN 平成最後のやれんのか! & RIZIN.14
放送日時:2018年12月31日(月)9:00~
チャンネル:スカチャン1
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
※12月31日の放送(再放送含む)をご視聴いただくにはシリーズまとめて視聴できるチケット(PPS)の事前申込みが必要です。
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