竜王戦で話題になった同学年対決。では逆に年齢差のあるタイトル戦はどのようなものがあっただろうか。これまでの記録を振り返っていきたい(肩書や段位はいずれも対局当時)。
第3位は2020年の第61期王位戦七番勝負で木村一基王位に藤井聡太七段が挑戦したシリーズ。木村は前年の王位戦で史上最年長の46歳で初タイトルを獲得して臨む、初の防衛戦だった。一方の藤井は棋聖戦と並行して挑戦権を獲得し、史上最年少のタイトル挑戦者だった。開幕当時木村は47歳、藤井は17歳で30歳の年齢差だ。結果は藤井が4連勝で奪取している。
第2位は2023年の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負。記憶に新しい、20歳の藤井聡太王将に52歳の羽生善治九段が挑戦したシリーズだ。年齢差は32歳で、平成のスーパースターと令和のスーパースターの夢の対決は、2年半前に記録された先述の木村─藤井戦の記録を抜くことになった。どちらの記録も藤井が非常に早くから活躍したことと、羽生、木村が年齢を重ねてもタイトル戦に出続けたことで実現した。結果は藤井が4勝2敗で防衛。
放送情報【スカパー!】
(将棋)[生] 第73期 ALSOK杯王将戦 挑戦者決定リーグ戦 羽生善治九段 vs 豊島将之九段
放送日時: 2023年10月23日(月) 13:00~
チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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