藤井聡太が2年連続の1位に。将棋界の賞金ランキングを紹介

羽生善治九段
羽生善治九段

⒞囲碁・将棋チャンネル

女流公式戦の最高額は白玲戦の1500万円。序列が上位のヒューリック杯白玲戦、大成建設杯清麗戦、マイナビ女子オープン、リコー杯女流王座戦はいずれもこの十数年で創設されたもの。昔と比べると全体の賞金が大幅に上がっている。

なお、この賞金ランキングはただの名誉ではない。トップ棋士12人が選抜される将棋日本シリーズJTプロ公式戦の選抜基準にもなっている。前回優勝者、タイトルホルダー(これらは当然ランキングに入ってくるが)以降は賞金ランキングの上位から順に選抜されていく。今年は前回優勝、タイトルをすべて藤井が独占しているため、2~4位の棋士はシードにもなる。この棋戦に出られることが一流棋士の証となる所以だ。

これまでの最高額は、1995年に当時のタイトルを独占した羽生善治九段の1億6597万円で、昨年の藤井は歴代最高額を更新したことになる。タイトルが増えたことも要因であり、これが現在の将棋界の獲得賞金額の限度に近いと言える。もし更新するとなれば、新しくタイトルや棋戦が増えた時になるだろうか。

文=渡部壮大

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放送情報【スカパー!】

[生] 第49期 棋王戦コナミグループ杯 五番勝負 第4局 藤井聡太棋王 vs 伊藤 匠七段

放送日時:3月17日(日)8:45~
放送チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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