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過去の対戦成績は藤井から見て32勝11敗。永瀬は藤井と一番対局数の多い棋士で、今回の七番勝負もあり年度内に50局に到達する可能性がある。対局数が伸びてくる可能性の高い伊藤二冠とはまだ21局で、永瀬は藤井との百番指しに最も近い。加えてVS仲間でもあり、お互いに手の内を知り尽くしているだろう。
戦型は藤井が先手なら角換わり、後手なら2手目△8四歩か角道を止めての雁木が基本だ。レパートリーの広い永瀬が何を選ぶかになるだろう。先述した王位戦七番勝負以降では早指しで2度対戦しており、いずれも藤井が後手で雁木と、角換わりの右玉から快勝している。よって2025年は18局も対局があったこととなる。
注目の七番勝負は1月11日(月)、12日(火)に静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」にて開幕する。最初に藤井を二日制で破るのは誰になるか。2026年最初の大勝負だ。
文=渡部壮大









