NHK杯は今期が第74回と最も歴史が長い。羽生が第58回から第61回まで4連覇。次の第62回では決勝で敗れて連覇がストップしたが、この間は実に24連勝。若手棋戦を含めた全体の連覇記録でも、トーナメントではこれが最高記録だ。羽生は通算10回で唯一の名誉NHK杯の資格も持っており、あらゆる記録を塗り替えていく藤井でも、NHKでの羽生を抜くのは簡単ではないだろう。
将棋日本シリーズは藤井の優勝で幕を閉じた前期が46回目。参加人数そのものが少ないため連覇した棋士は多いが、最多の連覇は意外にも3回で第14回~第16回で優勝した郷田真隆九段となっている。他の棋戦で常に名前の出ている羽生は、連覇が一度のみ。優勝回数も5回と、より勝数の必要なNHK杯と比べて結果が出ておらず、相性が悪いのかもしれない。
持ち時間の短い早指しトーナメントだが、やはり実績十分の棋士の名前が続く。秒読みでの強さが要求されるため、比較的若手のチャンスが多いとも言われるが、そうなると丸山の銀河戦最年長優勝&連覇の価値がお分かりだろう。
文=渡部壮大









