ONE PIECE研究家・神木健児がその人気の秘密を語る「音楽とストーリーがセットになっているというのが魅力です」

「ワンピース グランドライン突入編」
「ワンピース グランドライン突入編」

人気シリーズ「ONE PIECE」の映画最新作『ONE PIECE FILM RED』が8/6(土)に公開される。原作コミックス25周年、TVアニメ放送23周年を迎えてもなお衰え知らずの人気の秘密を、熱狂的ファンとして各メディアで活躍中の神木健児さんに教えてもらった。

■アニメは音楽と圧倒的なクオリティーの作画が魅力

ひとつなぎの大秘宝=ワンピースを見つけて、"海賊王"になることを夢見る少年、モンキー・D・ルフィ。彼と仲間たちが紡ぐ冒険活劇と、神木さんとの出会いは中学生時代だという。

「最初に漫画を読んだ時は『すごく好きな絵』『王道のストーリー』という印象でした。その後の『空島編』あたりから話が複雑になって、読み返していくうちに大好きになりました」
 
連載開始から約2年という異例のスピードで放送がスタートしたTVアニメでは、原作コミックスの魅力をさらに高めるダイナミックなアクションなどが、高い評価を得ている。

麦わらの一味の船医・チョッパー(「チョッパー登場・冬島編」より)
麦わらの一味の船医・チョッパー(「チョッパー登場・冬島編」より)

「ワンピース ~グランドライン突入編 チョッパー登場・冬島編 アラバスタ編~」©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

「やっぱり音楽とストーリーがセットになっているというのが魅力ですよね。ルフィたちが乗っていた船のゴーイング・メリー号との別れのシーンや、大人気の『チョッパー登場・冬島編』『エピソードオブアラバスタ』などでは、音楽がさらなる感動を呼び起こしてくれていると思います。近年は作画クオリティーもさらに向上していて、毎回劇場版を見ているようなすごい映像に圧倒されています」

ハリウッドでも実写ドラマ版が鋭意制作中など、世界規模で支持を得ている「ONE PIECE」。その人気の秘密を神木さんはこう分析する。

「やはり老若男女の心を揺さぶる熱い物語だと思います。その上で、原作者の尾田栄一郎先生が『読者は5年で入れ替わるもの』というスタンスのもと、常に新しい要素を取り入れているところが大きいと感じています。また、コミックスやアニメ、映画をはじめ、ゲームやリアルイベントなど、テーマパークのようにいろいろな入り口があるんですよね。その中には迷路や横道、穴がいっぱいあって、抜け出せなくなるんですけど、最終的に"壮大な冒険活劇"という場所に繋がっているというのが『ONE PIECE』だと思います」
 
アニメでは、オリジナルエピソードも数多く描かれている。

「TVアニメオリジナルで、尾田先生が監修している劇場版の前日譚的物語が作られることが多いんです。制作スタッフさんの"さらに映画を楽しんでほしい"という愛を感じます」
 
長崎県のテーマパーク、ハウステンボス内に停泊していたサウザンド・サニー号を貸し切って奥さまにプロポーズしたほど「ONE PIECE」と共に人生を歩んできた神木さん。

ONE PIECE研究家・神木健児
ONE PIECE研究家・神木健児

「映画最新作で、初めて子どもも一緒に映画館に足を運べそうなんです。家族みんなが『ONE PIECE』の大ファンなので、本当に楽しみです」

かみき・けんじ●1984年生まれ。自宅にONE PIECE部屋を作るほど熱烈なファン。「ONE PIECE magazine」のクイズページ協力や、自身の考察・感想をYouTubeチャンネルにアップしている。

取材・文=中村実香

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放送情報

ワンピース ~グランドライン突入編 チョッパー登場・冬島編 アラバスタ編~

放送日時:2022年8月23日(火)17:30~
チャンネル:フジテレビTWO
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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