――好きだった昭和のアイドルとか歌手、憧れた俳優はいらっしゃいますか?
「俳優だと、松田優作さんとかねショーケン(萩原健一)さんとか。そういう男臭い、でもちょっとナイーブなキャラクター性の俳優さんに憧れた。あと、歌手だとやっぱり沢田研二さん。我々よりもちょっとだけ上だけど、その本当に憧れたと言えばチェッカーズ、吉川晃司さんとか尾崎豊さんとか。昭和のアーティストっていうのは全然身近じゃなくて、ファンタジーで、なんか手が届かない感じがした。実際にお会いしても、当時に一緒に仕事をしてるわけではないので、結局憧れる。今の若者達とは憧れの熱量全然違うと思う。今の子達の『推し』と俺らが『憧れてた』も絶対違うと思うんだ」
――若者からはそんなことない!って言われそうですけどね...(笑)
「そうなんだよ(笑)。娘に『推し』を説明してって言ったら、説明するの面倒くさいって言われたんですよ」
――まだマキタスポーツ店の次男坊だった頃に憧れてやっちゃったこととか、真似しちゃったこととかは何かありますか?
「髪型はチェッカーズが憧れだったね。ツンツンヘアで前髪一本だけ流すみたいな。当時俺は剣道部で、学校の男子は丸坊主が当たり前だったからできなかったけど...夏休み中だけは髪型をチェックされることがないから、前髪の一部分だけつまんで一生懸命引っ張って伸ばそうとしてた(笑)」
――番組全体の話になりますが、過去の出演したゲストなどで印象的な人はどなたですか?
「印象的な人はいっぱいいますね。みんな独特の視点を持っているじゃないですか。今ぱっと浮かぶのは、#6の魔女の人(円香)が本当の意味で独特な人だったと思います。独特というか、ガチというか、本当に研究しているものとかが強くある方だったので、こっちがバラエティーのノリでお話を聞こうとしても、『いえ、そうではなくて』みたいな感じがあってスゲーなって思った。あとは、#5のセラピスト・ゆうたろうさん、トランスジェンダーで和尚のかとうれいさん。だけど、かとうさんはダウジングも水晶もあまり使いこなせてなかったような感じで...いや、我々とスピリチュアルステージが違いすぎて分かんなかったのかもしれないけど。俺はもう一般人に中でも疎い方だから、何も分かんなかったけど(笑)」
――マキタさんも実は独特な道を歩いてきてる人ではないかなと思うのですが、そのマキタさんでもやっぱり驚きましたか?
「そうですね、かとうさんにはびっくりした。面白かったけど、収録後はものすごく疲れを感じたのを覚えてます(笑)。この番組は、収録が終わるとプロデューサーとかディレクターとかとはあんまりお話せず帰ることが多いんですよ。でもその日はなぜか1人になるのが嫌でしたね(笑)」
――今後も色々面白い人を迎えると思いますが、視聴者に向けてメッセージをお願いします
「普段は地中深くで、いろんなことを本気で研究されている人たちの興味深い話を見て聞いてもらえる稀有な番組だと思うんです。地上波ではあまり出られない人達をゲストに迎えているので、ちょっと先物買い的な感じで見ていただいたり、なんとなく興味を持っていたことを先端で研究してたり考えたりとかする人達が出てくるので、ぜひともそういうところを見ていただきたいです」
――マキタさんの全く触れたことのない興味がない分野の方もゲストとして現れる可能性がありますが、いかがですか?
「そういうものだと思ってます。興味の無いものでもトライします。失礼に当たるから興味ないってフリは見せませんけど、興味がないってところもちょっと見えていいんじゃないかな。興味を持つ過程かもしれないですからね。知ったかぶりしても見透かされますし、ぜひともなんでも楽しんでいけたらなと思います」
文=HOMINIS編集部
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