――結果的に、そのワードは審査員の小峠英二(バイきんぐ)さんからも称賛されていました。この1か月って、ネタを改良するにはいい期間なんですね。改めて、自分たちが勝ち切れた理由ってなんだと思いますか?
児玉「劇場でネタをいっぱいやったというのもありますけど、運もあります。順番が9番手で俺らっぽいのがハマったというか」
赤羽「やれることはやったんで、『あとは決勝でやるだけ』というメンタルで挑めたのも大きいですね。あのネタは劇場でいっぱいやりましたけど、決勝が一番ウケたぐらい良かったんです」
――運やパフォーマンスの良し悪しもあるんですね。初出場組も多くいます。初出場組が気をつけるべきことは?
児玉「テンションを上げず、冷静に狙った方がいいと思います」
赤羽「僕らの同期のライスもそうだったんですけど、初出場で初優勝が一番いいんですよ。どういう人たちかバレてない状態って有利なので、そのままの勢いで行きやすいのかなと思います」
ーーサルゴリラさんのKOC優勝から1年が経とうとしています。芸歴20年で勝ち取ったKOC最年長優勝ですが、ここまで続けられた理由ってなんだと思いますか?
赤羽「僕は『楽しく』ですね。あまりギスギスしたくないんで」
児玉「そうかもしれない。ネタでやってほしいことがあるときも『あそこをこうして!』ではなくて、『あそこはこうしてみない?』、『試しにやってみない?』みたいな『提案』というかたちで伝えるようにしています」
赤羽「やっぱり、言い方って大事なんですよね〜」
――お二人は幼なじみでコンビ仲もいいと聞きます。そうしてコミュニケーションをとるうえで大事にされていることは?
赤羽「僕らは付き合いが長いのもあって、お互い『これは怒るな』みたいなラインを分かっているので、それだけはしないように気をつけています。僕は怠け癖があるけど、(児玉は)ネタの練習をやりたがるので、こいつに言われたらすぐやるとか」
児玉「俺は『諦める』ですね。お互い悪い部分はあるけど、もう今年45歳だし、絶対直らないので、あまり求めないようにしています(笑)」
赤羽「求めちゃうから怒るんですよね」
――王者になって仕事も急増したと思います。優勝してからのこの1年間、振り返っていかがでしたか?
赤羽「激変ですね。一変しました」
児玉「確かにめっちゃ変わった。『みんな20代からこうやって働いているんだ』って思いました(笑)」
放送情報
『カーネクスト presents キングオブコント2024』決勝戦
放送局:TBS
放送日:10月12日(土)
ファイナリスト:cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室、コットン、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ
メトロンズ第7回公演「店出す」
しずる・ライス・サルゴリラの同期による演劇チーム「メトロンズ」による第7回公演
開催日時:2024年10月17日(木)~27日(日)
開催場所:赤坂RED/THEATHER
チケット発売中
https://metronz.jp/
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