エレガント人生の2人の関係性が素敵すぎる!「皆さんの人生や日常に寄り添える小説に」コンビ共著『酔い醒めのころに』

タレント・芸人

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――祥子さんは、小説家か芸人になるか迷った時期もあったとか。お2人がお笑いの道に進んだきっかけは何だったのでしょうか?

山井「小さい頃から目立ちたがり屋で、目立つ役があると率先して立候補するようなタイプで。子役でも女優でも何でもいいから芸能人になりたいみたいな気持ちがずっとある中で、本とお笑いがどんどん好きになっていったんです。迷ったときに、芸人になったほうが本も書くことできるかなと思って芸人を選びました。芸人になりたいと思ったのは、お笑いが好きなのと、目立ちたがりだったから、かもしれないですね」

中込「僕は小学校のときに、クラスに毎週水曜日教室の後ろでコントをやる"お笑い係"っていう係があって。それまで僕はそういうのは全然やるタイプじゃなかったんですけど、小学生の当時の僕が自分を変えたくて、お笑い係に入って人前で笑いを取るというのが原体験としてありました。お笑いを好きになって、M-1を見て育って、高校の文化祭の漫才をやったりして。友達の前だからめちゃくちゃウケるんですよ。その感覚がずっとあったんですけど、うちは『普通に育ってほしい』っていうタイプの両親だったので、大学も行って一旦就職もしました。ただ、どうしてもその感覚が忘れられずに、社会人を辞めたという感じですね」

――活動をされるうえでのモチベーションはありますか?

山井「モチベーションとまたちょっと違うかもしれないんですけど、他のお仕事とは違って、自分でもびっくりするようなお仕事をいただけるんですよね。自分が経験して来なかったジャンルの仕事をいただくことがあって。そうすることで、ずっと飽きずに、自分の中の引き出しがどんどん開いていくような感じなんです」

中込「コンビとして単独ライブを毎年やらせてもらっているんですけど、それをおじいちゃんおばあちゃんになってもやりたいっていうのがモチベーションとしてはかなり強くあります。YouTubeも、もともとは単独ライブに繋げるために始めたっていうのもあって、やっぱりいろんなことが単独ライブに繋がっている。『単独ライブを毎年見たい』と思ってもらえるようになりたいというのがかなり強くありますね」

エレガント人生・山井祥子

――2人はお酒について印象に残っているエピソードとかってあったりしますか?

山井「ぱっと思いついたのは、19歳で(吉本の)養成所に入って、20歳になりたての頃にもう辞めちゃった年上の同期の女の子が飲みに連れてってくれて。私は本当に真面目に生きてきたので、お酒の情報は全然知らなくて。何となく、"チャイナブルー"というカクテルを頼んでみたら真っ青なのが出てきて、なんかもう、本当にすごくドキドキしてね。私がトイレに行っている間にその女の子がお会計してくれて、『大人の仲間入りだね』なんて言って。だからいまだに、青い液体見るとちょっと泣きそうになっちゃうんですよね。」

中込「僕たちはもともと飲み友達で、コンビを組む前もしょっちゅう飲んでいたんです。普通はコンビで飲むとかってなくなるんですけど、僕らはコンビを組んでさらに飲みに行くようになって」

山井「そこでどんどん進んでいけるというか、嫌なこともそこで解消するし、これからの展望とかも喋るんで、自分たちの擦り合わせみたいなものをしているから、本当にコンビ間での飲みニケーションだよね」

中込「滑ったときに朝まで鳥貴族で飲んだ日もありましたね~」

――飲み友達の頃と、今とで話題は変わりましたか?

山井「昔は何をしゃべってたんだろうね...?」

中込「昔は別々のコンビだったので、お互いがやっていることも違うんですけど、今はもうなんか2人の話をするんですよね。これからどうなりたいとか、何をやっていこうとか」

山井「共通の知り合いもがどんどん増えてくるので、話題は無限にありますね」

――夢の話で熱くなったエピソードはありますか?

山井「それぞれやりたいことがあったり、2人での夢もありますね」

中込「まさに今回の文章の仕事というのも『いつかやりたいね』と話していた仕事だし、僕は洋服が好きでファッション系の仕事とかも入ったらいいなとか、さくらももこさんが大好きなので、さくらももこさんに関わるようなことがしたいなとか...夢はたくさんあります」

山井「私はミュージカルや、芝居。ドラマや映画、舞台。あとはエッセイやコラム書いたり、文章の仕事も引き続きやっていきたいなと思っていますね」

――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします!

中込「やっぱり生きているといろんなことがあると思うんですけど、周りの人もすごく大きなものを抱えていて、ただそれが見えないだけ、ということがあると思っていて、僕はそういうこと想像しながら生きていくのがすごく大事だと思っているんです。今回の小説を通してそういうことが少しでも読者の方に伝わるといいなと思っています」

山井「もし小説を読んでいない方がいたら読んでほしいです。劇的なお話ではないんですが、だからこそ皆さんの人生や日常に寄り添える小説だと思います。自分の人生のことを『地味で大したことない』と思ってしまっている人も、大変だし、戦っているし、素晴らしいドラマが起こっていると思うんです。小説を読むことで、生きるためのヒントや、力になったらいいなと思いますね」

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