モーニング娘。'18アンジュルムなど、いまさら聞けないハロプロの楽しみ方

モーニング娘。'18
モーニング娘。'18

1998年に誕生し、今年20周年を迎えた「ハロー!プロジェクト」。20年の歴史の中で多くのアイドルグループ、ソロアイドルを生み出してきた。「モーニングコーヒー」でメジャーデビューしたモーニング娘。は「LOVEマシーン」など、ミリオンヒットを連発。女性グループが持つ記録を次々と更新した。2014年からはグループ名の最後に西暦をつけており、今年は「モーニング娘。'18」として活動している。メンバーの加入や卒業を繰り返し、そのたびにグループ内の活性化、世代交代などが生じているが、それと同時にダンスやライブパフォーマンスにおける進化も著しく、そのステージを見てハマったという人が多いのも頷ける。人数の多さを生かしたフォーメーションダンスも大きな武器だ。

アンジュルム

現在のハロプロを語る上で重要になってくるのは「ハロプロ研修生(旧・ハロプロエッグ)」の存在だ。アンジュルムも2009年にハロプロエッグのメンバーによって結成されたグループ。スマイレージという名前でスタートしたが、2014年に改名。フランス語の「天使(ange)」と「涙(larme)」を組み合わせた造語で、天使のような優しい心でいろんな涙を一緒に流していこうという思いが込められている。スマイレージの頃は王道アイドルソングが多かったが、改名してからは「大器晩成」をはじめ、かっこいい楽曲へとシフトチェンジ。グループのリーダーである和田彩花は、ハロプロのリーダーも兼任しているが、4月5日に、2019年の春ツアーをもって、アンジュルム、およびハロー!プロジェクトを卒業することを発表し、20周年の節目の大きなトピックの一つとなった。団結力の強さがアンジュルムのいいところなので、力を合わせて乗り越えていけるはず。

Juice=Juice

Juice=Juiceもハロプロ研修生から生まれたグループ。2013年2月、ハロプロ誕生15周年記念ライブの福岡公演で結成が発表され、同年9月「ロマンスの途中」でメジャーデビューした。4月18日リリースのニューシングル「SEXY SEXY /泣いていいよ/Vivid Midnight」もそうだが、ハロプロの他のグループと比べると、大人っぽい楽曲が多いのが特徴。

こぶしファクトリー

2015年、こぶしファクトリーが誕生。Berryz工房の活動停止後、Berryz工房のスピリットも継承していけるようにという想いがグループ名に込められている。
こぶしファクトリーは、何と言っても楽曲のユニークさが印象的。「ドスコイ!ケンキョにダイタン」「サンバ!こぶしジャネイロ」「チョット愚直に!猪突猛進」など、タイトル同様、楽曲も一度聴いたら忘れられないインパクトの強さがある。「第57回日本レコード大賞」の最優秀新人賞を獲得したほか、2ndシングル「桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂」がオリコンウィークリーチャート1位に輝き、ハロプロのグループでオリコン1位の最速記録を樹立。

つばきファクトリー

さらに、同じく2015年、つばきファクトリーが結成。こぶしファクトリーの結成からあまり間を置かずに結成されたグループであり、名前に「ファクトリー」がつくことから、両グループは比較されることも多かったが、インディーズでのシングル「独り占め」から楽曲、そしてグループの評価が高まり、こぶしとは違う路線で走りはじめた。


それぞれのグループがリスペクトし合い、いいライバル関係を築いて成長している。そして、ハロプロ研修生として日々レッスンを受け、実力をつけている、未来のエース候補もたくさん在籍している。その層の暑さがハロプロの強み。今年も新しい動きがあるようだ。一つは、一岡伶奈がリーダーを務める新グループの結成。そして高瀬くるみと清瀬桃々姫が在籍する新グループの始動。前者はハロプロが目指す"歌・ダンスの質の向上"とモットーにするパフォーマンス集団を目指している。後者は、演劇やコメディの要素も色濃く反映させるグループになる予定。20周年は、ハロプロ自体が大きく動く年になりそうだ。
文=田中隆信

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放送情報

「Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project ひなフェス 2018」 3月31日(土)夜公演

放送日時:2018年5月19日(土)21:00~

チャンネル:BSスカパー!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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