映画「東京ワイン会ピープル」が10月4日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、イオンシネマにて公開する。
同作品は、樹林伸の同名小説を実写化したもので、ワイン会という集いでの出会いや別れ、悲喜こもごもの人間模様を描く極上フードエンターテイメント。乃木坂46・松村沙友理が初主演を務めることでも話題を集めている。
都会で働くOLの桜木紫野(松村)は会社の上司の誘いでワイン会に参加する。ブルジョアな会合になじめない紫野だったが、参加者のIT企業社長・織田一志(小野塚勇人)と意気投合。ワインを良く知り、成功者の気品が鼻につかない織田に引かれていく。そんな中、織田が粉飾決算で逮捕されてしまう...というストーリー。
今回、松村にインタビューを行い、初主演のオファーを聞いた時の感想や、演じる上で意識したこと、共演者の印象などを語ってもらった。
――初主演となる今作。初めてオファーを聞いた時の感想は?
「すごくうれしかったのですが、やはり主演ということで『私で大丈夫かな』というプレッシャーを感じました。一方で、紫野ちゃんという普通の女の子を演じられるというのは、『このお話をいただけてすごくうれしいな』と思いました。これまで出演させていただいた映画やドラマではキャラの強い役が多かったので、"普通の女の子"の役に憧れてたんですよ(笑)」
――紫野を演じる上で意識したことは?
「監督さんが『ナチュラルで自然な姿を撮りたい』とおっしゃっていて、私としては難しさを感じながらも、声の出し方だったり声のトーンには気を付けました。けっこう普段の声やしゃべり方が変というか(苦笑)、特徴的なのかなって思っているので、そういったところを出さないように意識していました」
――共にワイン会に参加する同僚・千秋を演じられた大野いとさんの印象は?
「初めて会った時に『思ったよりもふわふわしたほんわかした子だな』って思いました。私の勝手なイメージなんですけど、もっとチャキチャキしたしっかりした子なのかなって思っていたので。撮影の合間にもけっこうお話をさせていただいて、お互いのお仕事の話だったり、いとちゃんがパンが好きなのでパンの話をしたりしていました」
――乃木坂46というグループ活動から離れて、1人の女優としての現場はいかがでしたか?
「いつもの慣れたメンバーとお仕事をしているのとは違って、初対面の皆さんと一緒に物を作るというのはすごく新鮮でした。そんな中で、"お芝居の奥深さ"に触れることもできました。現場で演じながら『こんな感じで大丈夫なのかな』って思ったり、出来上がった作品を見て『ここはもうちょっとこうしたら良かったな』って思ったりして、多くの俳優さん、女優さんがよくおっしゃっている『お芝居に正解はない』『(演技という仕事に)終わりはない』という言葉の意味が、私なりにですが『分かるな』って思いました」
映画情報
映画「東京ワイン会ピープル」
10月4日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、イオンシネマにて公開
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