乃木坂46・白石麻衣がグループに与えた初物づくしの多大な功績

乃木坂46からの卒業を控えている白石麻衣。同グループ結成時から長年にわたって"絶対的エース"としてグループを支えてきた彼女の功績は計り知れないほど大きく、乃木坂46のファンならずとも彼女のことを知っているという人も少なくないだろう。そんな白石の卒業を記念して「乃木坂46 白石麻衣 MUSIC VIDEO HISTORY」が7月5日(日)にMTVで放送される。

現在、トップアイドルとして君臨する乃木坂46に、彼女が与えた功績とはどんなものだったのか。彼女の足跡と共に振り返ってみたい。

同グループは、AKB48の公式ライバルとして2011年8月に結成。白石は1期生オーディションに合格し、アイドルとしての歩みを始める。デビュー曲「ぐるぐるカーテン」ではフロントメンバーとして参加し、以降「七福神」の1人として注目を浴びることに。

グループが2ndシングル「おいでシャンプー」以降、オリコン週間CDランキングで1位をとり続ける中、白石は2013年に競馬情報バラエティ番組でメンバー初の単独レギュラー出演を果たす。それまではシングル曲でセンターを務めていた生駒里奈が、グループの顔としてクローズアップされることが多かったが、グループ活動を離れた場所で「乃木坂46」の名を広める先駆け的存在となっていく。

さらに同年、女性ファッション誌「Ray」の専属モデルに起用され、こちらもメンバー初のファッション誌専属モデルとなる。これにより多くの女性ファンを獲得し、乃木坂46の女性ファン増加に寄与した。個人としても、女性にとっての"憧れの存在"となっていくことに。

2013年7月には、5thシングル「君の名は希望」までセンターを務め続けた生駒に代わり、6thシングル「ガールズルール」で初のセンターに。「乃木坂46=生駒里奈」というイメージが強かった中、メンバーの多様性を宣布するきっかけとなる出来事となった。

(C)乃木坂46LLC

一方で、個人活動として2014年に初のソロ写真集「清純な大人」を発売。週間売り上げが3万部を超え、初版発行部数は10万部を突破し話題をさらった。さらに、2017年に発売した2ndソロ写真集「パスポート」は異例の重版を繰り返し、累計発行部数が50万部を突破するなどアイドル界のトップに上り詰めた。

また、映画「闇金ウシジマくん Part3」(2016年)、映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(2020年)、ドラマ「やれたかも委員会」(2018年)、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(2019年)などさまざまな作品に出演し、女優としてのポジションも確立。

王道アイドルのエースという顔を持ちながら、バラエティ、ドラマ、映画、ファッション誌など幅広いジャンルで活躍し続けてきた彼女の活動は、「乃木坂46」の名を広めるにとどまらず、ファンの層を広げ、その規模も広げてきた。卒業の理由として語られた「後輩たちもたくましく育ってきたので」という言葉にも、8年間先陣を切ってグループのためにその身を捧げてきた姿勢が表れている。今後、"グループのため"から"自身のため"へとシフトチェンジした彼女はさらなる輝きを放ってくれるに違いない。

「乃木坂46 白石麻衣 MUSIC VIDEO HISTORY」では、白石がセンターを務めた楽曲を中心に、彼女にフォーカスを当てた楽曲たちが放送される。ここで今一度、白石麻衣が乃木坂46として歩んだ道のりを振り返ってみてはいかがだろうか。

文=原田健

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放送情報

乃木坂46 白石麻衣 MUSIC VIDEO HISTORY
放送日時:2020年7月5日(日)22:30~
チャンネル:MTV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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