2年ぶりとなるセ・パ交流戦、牧野真莉愛が始球式で五十嵐亮太の指導による渾身の1球を披露!

6月1日、明治神宮野球場で行われた、日本生命セ・パ交流戦 2021(公式戦/開催期間:2021年5月25日~6月13日※予備日除く)の東京ヤクルトスワローズVS東北楽天ゴールデンイーグルスの試合にて、野球ファンの間でも「生粋のプロ野球好き」として認知され始めている牧野真莉愛(モーニング娘。'21)が登板した。さらに、牧野の臨時特別コーチを元東京ヤクルトスワローズOBであり、セ・パ両リーグさらにはメジャーでも活躍し、「リーグ間の違いを知る Mr.交流」とも呼ぶべき五十嵐亮太が務め、セレモニアルピッチ前の投球指導を行った。

今年で16回目を迎える「日本生命セ・パ交流戦」は、開始当時より「夢を叶える」をコンセプトに、セ・パ両リーグの対決から多くのプロ野球ファンに熱狂と感動を届けてきた。今回の始球式を務めた牧野は一人でも球場へ足を運び、野球観戦をするほどの熱狂的な野球ファンとして知られており、2017年には、交流戦の広報大使も務めている。

また、この始球式の舞台をサポートすべく、今回の始球式にはセ・パ両リーグで活躍し、昨年現役を引退したばかりの、元東京ヤクルトスワローズの五十嵐亮太が臨時特別コーチに就任。自身の経験を元に牧野へ投球方法を伝授し、2年ぶりの実施となる交流戦を盛り上げる。

■練習時の2人の様子

セレモニアルピッチ前、日本生命のベースボールシャツを着て室内練習場にやってきた牧野と五十嵐。牧野は五十嵐を前に緊張している様子だが、その中でも、セ・パ両リーグ、さらにはメジャーリーグでも活躍をした五十嵐の指導を受けられることに期待感を募らせている様子。熱狂的な野球ファンで知られる牧野は、今日の試合の情報収集も抜かりがなく、「楽天の1番が左打者なので、左バッターを想定して練習してきました!」と話し、五十嵐を驚かせた。

笑顔で挨拶を済ませ、キャッチボールを始めた2人。最初から力強いフォームで投げる牧野を見た五十嵐は、「いいボールだね!教えることないかもね(笑)」と感心しながらも、「顎を引いて身体が開かないように意識しながら、最後まで腕を降り抜いてみて」などのアドバイスをしていく。練習の終盤には、ブルペンの位置から投げたボールがホームベースまで届くようになり、五十嵐も「ナイスボール!」と大絶賛するほどに球筋が変わっていた。

練習を終えた牧野は「丁寧にわかりやすく教えていただいてポイントがつかめました。本番で結果を出します!」とコメント。指導を終えた五十嵐は「フォームも綺麗だし、力強いボールでした。これで、過去最高のピッチングができることを願っています!」と本番への期待感を話しました。

■始球式の様子

日本生命のユニフォームを身に着けた牧野は、通算5回目の始球式となる今回も、選手や球団関係者はもちろん、球場への敬意も忘れることなくグラウンドに深々と一礼して登場。スタンドの観客に笑顔を向けながら登板した。

いざマウンドに立つと、先程までの可愛らしい表情が一変。事前練習で「過去最高の完璧な投球をします!」と五十嵐に約束した事もあり、伝授された身体の重心や軸足の向きを意識構えで投球準備に入った。

きれいなワインドアップから投げられたボールは、楽天・小深田選手の頭上を抜ける内角球に。牧野の投球をみた五十嵐も「インハイの力のあるボールで見ていて気持ちよかった」とコメント。5度目の大役を終えた牧野は、「ノーバウンドでバッターボックスまで届いたので80点です!次はストライクを目指したいです。始球式で全球場を制覇したいです!(笑)」と話した。

■始球式後、牧野へのインタビュー

――通算 5 回目の始球式となりましたが、いままでとの違いは感じましたか。
牧野「まずはマウンドを降りた後でも、心臓のバクバクが止まらないことですね。あとは今回、新しくなった日本生命さんのユニフォームを着ることができて、とても嬉しかったです」

――今日という日に向けて、何か特別準備してきたことはありますか。
牧野「してきました!昨日は、先日球場でキャッチしたホームランボールを握って、手にボールの感覚をなじませていました。そして、今日は元プロ野球選手の五十嵐投手にピッチングの基礎から教えてもらいました。私は野球をこれまでやってきていないので、偉大な元プロ野球選手から、改めてボールの握り方や投げ方まで教えてもらうことができて、とても貴重な時間でした」

――神宮球場のマウンドの感触はいかがでしたか。
牧野「観客席から見ていた時は憧れのマウンドだったのですが、実際に立ってみると頭が真っ白になるくらい緊張しました。正直自分の投球も覚えていないくらい、自分の投球もあっという間に終わってしまった感じがしました。 普段スタンドから見ているところに自分が立っているというのは、夢のようでした」

――五十嵐さんからはどんなことを教わりましたか。アドバイスは本番で発揮できましたか。
牧野「『バレーボールのアタックをするように投げる』とアドバイスいただいたので、その点は本番でも意識してできたと思います!ボールが届く、届かないは力加減次第ということも教わったので、投げる時の力加減も意識してみました」

――牧野さんがいち野球ファンとして、球場でかなえたい夢や願望をお聞かせください。
牧野「まずは、コロナが終息して以前のような野球の日常というものが戻ってくることが今一番の願いですね。もう一つは、素敵な思い出やたくさんの夢が詰まった、日本生命セ・パ交流戦がいつまでも続くことを願っています!」

文=HOMINIS編集部

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